海外に居ると突然特定のサイトにアクセスが出来なくなったり、不可解なハプニングがあるものです。今年の夏はなぜかエキサイトブログにアクセスできず、すっかりご無沙汰してしまいました。理由は分かりませんが、また正常に戻りましたので夏の体験を書かせていただきます。
ここはCastelo Brancoカステロ・ブランコというポルトガルとスペインの国境にある町。前々からこの可愛いらしいガーデンを訪問したかったのですが、簡単に通り掛かるような場所ではなく訪問するのに10年くらい時間が経過してしまいました。
資料によると16世紀に司教の宮殿が建設されたそうで、庭園の起源もその時なのだと思いますが、18世紀に大改築が施されており、現在の形はバロックスタイルの影響が強く残っています。スペインからポルトガルに行くと何もかもが小さいサイズになりますが、この庭園も同様全てがミニチュアのようで独特の魅力があります。現在も残るような庭園は大きなものが多いのですが、ここは誰もが微笑ましく思うようなミニサイズ。こんな庭が欲しいなぁ~と何度も感じました。
中でも特に気に入ったのがこの池。狭い空間をギリギリまで活用して、ずらした長方形の池が波をうつような形の彫刻と共に作られています。実際のスペースよりもずっと広く感じる効果があり、これをデザインした庭師はすごい。やっぱり池は庭に欠かせない要素と確信しました。
庭はあらゆるアングルから楽しめますが、高低差も計算されており、色々な段階で違う池に巡り合うようになっています。このクラウン付きの噴水デザインも可愛くてポルトガルらしさを感じます。
こちらは歴代のポルトガル王が並ぶ階段。この彫刻のサイズが本当に不思議なサイズ。ヨーロッパの他の国では見たことのないミニサイズなところが、本当に面白い庭を形成してくれています。
場所が場所なので滅多に訪問するチャンスはないと思いますが、もしもBeiraというこの地方を訪問することがあったら、訪問する価値のある綺麗でかわいいお庭でした。
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