「ほっ」と。キャンペーン
Top
<   2014年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧
Guadalupe グアダルーペ II

美しいグアダルーペの町で発見したものについて、今日はお伝えします。

c0213220_7535011.jpg

豊かな自然に囲まれたグアダルーペ周辺では、オリーブ、アーモンド、さくらんぼや栗と様々な産物がありますが、真冬はやはりイベリコ豚。本格的にどんぐりを食べている豚が、周辺にたくさん存在します。どちらかというとコルクのどんぐりが多いように思いましたが、もっと南下していくとより本格的などんぐり豚の生息域に入ります。

c0213220_7585676.jpg
前回書かなかったのですが、グアダルーペには『黒いマリア』があり、スペイン中で深い信仰の対象になっています。よくスペインの女王といわれるほど重要な女神様です。このマリアに安全を祈って、コンキスタドール(征服者)は南米に向かったのです。南米でカトリックの普及を行ったヘロニモス派の、最も大切な女神だったグアダルーペは、そのまま南米に伝わり、南米でも深い信仰の的になっています。

コロンブスが第一回目の航海から、スペインに持ち帰ったものの中にとうがらしがあります。そのとうがらし栽培を開始したのが、ヘロニモス派の修道士たち。まず最初にエクストレマドゥーラにある彼らの修道院で栽培が開始され、現在でもベストクオリティーのピメントンと呼ばれる、スペイン産のパプリカを生んでいます。

そんなことを考えながら歩いていたら、ソーセージ作りに励んでいるおばさんを発見。よ~く見せていただきました。




c0213220_873264.jpg
これは豚の血を使うソーセージのMorcillaモルシーリャ。よく黒いソーセージを見かけると思いますが、そちらです。各地域、家庭でスパイスや具の扱い方は違いますが、メインはやはり豚の血です。そこに沢山のにんにくや胡椒、もちろんピメントンも加えます。地域によっては、たまねぎ、松の実なども入れますが、ブルゴス(スペイン北部)のモルシーリャには、お米も入ります。余談ですが、個人的には、ブルゴスのモルシーリャが好みです。この地域のものは、にんにくの量がすごいので、きっと煮込み料理に向いていると思います。



c0213220_8135274.jpg


こちらが腸詰めをしている光景。
面白いように完成していきますが、これを今度は茹でて、最終的に天井から吊るして熟成させていくのが、ソーセージの作り方。おばさんは、お隣にソーセージを熟成させる部屋を持っていて、薪ストーブを使って燻製にするものもあるそうです。

いつかソーセージも作ってみたいと思っているのですが、スペインでこの豚の加工品を作る事は、ひとつの大儀式でラ・マタンサというお祭り騒ぎがあります。何度か呼ばれたことがあるのですが、ちょっと豚を殺す工程もあり、かなりハードなものとなります。豚の内臓や血を、あまり生々しく見るのは、日本人には少し難しい部分もありますが、民俗学的な視点から観察するようにしています。

来年こそはソーセージを作りに、冬は友人の農園へ行こうと決心しました。







c0213220_819548.jpg
最後におばさんのお店でお買い物。

主にハーブ、彼女の畑で採れるというオレガノをたくさん購入しました。自宅で今使っているのですが、オレガノの優れた天然ものの香りはしないので、オレガノも自分で天然ものを探す必要があるなぁと、最近思っています。

ドライプラムも購入しました。プルーンと同じものですが、ドライの具合が半生のような感じで、とってもに気に入りました。

おばさんのソーセージも勿論購入しましたが、ソーセージについては、お気に入りのものがあるので、ここではイノシシのサラミを買ってみました。どんなものか試すために買ったのですが、あまりにもにんにくの香りが強くて、私はちょっと食べられませんでした。パートナーがしっかりと食べてくれたのでよかったのですが...
チョリソのスタンダードなものにすれば良かったと後悔しています。
皆さんは、もし行くチャンスがあったら、是非じゃがいも入りのソーセージなどを試してみてください。この地域の名物チョリソです。


c0213220_8295499.jpg
ひとつお菓子もご紹介します。
これはグアダルーペに行かないと出会えない、珍しいお菓子でMuegadoムエガドと呼ばれています。こんな風にリング型または、ミニカップケーキ型、ロールケーキ型があります。味はというと、かりんとうのような感じで、はちみつの香りがします。

スペインの伝統菓子の中では、美味しい方だと思います。ミニサイズを是非試食してみてください。



c0213220_8342029.jpg


今回はグアダムールの食べ物のお話ばかりとなりましたが、もっと数多くの発見がありました。町の長老の方々とも話しをして、近隣のこともよく教えてもらったので、次回は事前に連絡をとり、特別に開いていただいて見学したいところも、いくつか次回のペンディングとして残しました。

歴史ある地域は、本当に見るものが多くて何度訪問しても終わりませんね。




クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ





c0213220_3241139.jpg



スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-25 08:37 | Trip 旅 | Comments(0)
Guadalupe グアダルーペ Part I
時間が過ぎるのは早いもので、スペインの中でも特にお気に入りの町のひとつを、前回訪問してからあっという間に5年近くが過ぎていました。数ヶ月前のことのようですが...

c0213220_7483711.jpg
今回は、グアダルーペを巡礼で訪問する人たちと同じ順路で、旅をしてみました。修道院から4kmのところに写真の建物があります。15世紀創設だそうですが、ゴシックの素晴らしいチャペルです。昔からグアダルーペを訪れる人は、ここに到着するとひざまずいて祈りを捧げたので、Humilladeroという名がついています。

ここにはセルバンテスも、自分が牢獄に隔離されていた時に付けられていた鎖を、奉納するために来ており、そのストーリーを聞いてからずっとここをしっかりと訪れてみたかったのです。何のストーリーも知らないと、ただ通り過ぎてしまいそうな場所ですが、歴史的に有名な人々も、グアダルーペ訪問の際は、ここをお参りし必ずひざまずいていたのです。

数年前に修復工事で、建物の外壁がセメントでかなり塗られてしまいました。保護はされたと思いますが、建物の趣は台無しにされてしまったことだけが残念です。




c0213220_7583850.jpg


グアダルーペの町は、山間部の非常にアクセスが難しい場所にあるので、このように中世からの美しさを、そのままの姿で残しています。このパノラマを見るだけでも、大変特別な場所であることは理解していただけると思います。

c0213220_823683.jpg
正面玄関は、ゴシックスタイルとスペイン独特のムデハル様式が、複雑に交じり合っています。これがスペイン美術の最大の魅力だと思いますが、アラビア文化とキリスト教文化がこれほど見事に、それぞれが主張しあって共存しているところは他にないと思います。

この噴水も興味深いストーリーが残っています。柱の部分は普通の噴水と変わりませんが、この噴水には洗礼儀式に使われる泉Pila=石桶のようなものが乗っています。いつどういう事情で、修道院の中から外へ出されたのかは知りませんが、実はこのPilaで、コロンブスが連れてきた南米からのインディアンは、洗礼を受けているのです。このストーリーは有名な話で、多くの人が知っている事実だと思いますが、まさかその時のPilaが、屋外に設置されていることは、あまり知られていません。町の老人達は、いい加減に教会の中で保存して欲しいと心配していましたが、子供たちは水遊びに夢中でした。






c0213220_8124738.jpg

修道院の最も重要な祭壇がこちら。
イサベル女王の兄エンリケ4世が母親と共に埋葬されています。この王に関係する建造物は、どこも素晴らしいので、歴史的には高い評価をされない王ですが、私は個人的にとても関心があります。

今回は墓をしっかり見学したのですが、立派な芸術品でやはり感動しました。修道院内には、刺繍の展示がされており、貴重なコレクションが存在しますが、その中にエンリケ4世が埋葬された時に使われていたビロードも展示されています。モスグリーンの美しいビロードなのですが、学芸員の人は説明してくれないので、それぞろのショーケースを注意深く見るように。










c0213220_8211865.jpg
これが修道院の中庭。
アラビアなのかヨーロッパなのか、複雑な錯覚を起こすような空間ですが、スペインで最も優れたムデハル様式の宝物です。ガイドさん同行でしか見学できないので、ゆっくりと見学する時間がありません。そのため何年かに一度は、また訪問してこの素晴らしさを鑑賞したくなるのです。

写真撮影が内部では許されていないので、映像がありませんが、スペインに存在する多くの教会の中でも、最高傑作といわれるSacristia=聖器室があります。バロック様式の豪華絢爛なサロンで、エクストレマドゥーラが誇るスルバランZurbaranの傑作が10展もあります。

こちらもゆっくりと鑑賞できないのですが、ただただ感動のため息が出る空間です。これは一回や2回の訪問では吸収できるものではないので、また数年後に行く必要があること間違いなしです。



c0213220_8324411.jpg

修道院の中にも宿泊施設がありますが、最近パラドールを応援するために頻繁に宿泊するようにしています。パラドールのトップは、政治家が勤めることが多いので、それが原因で経営困難になったのかどうかは定かではありませんが、現在非常に多くの問題を抱えています。観光大国であるスペインが、パラドールのような企業をしっかりと守っていけないことは、大問題だと思います。これについては、もっと多くの人が真剣にアクションを起こすべきだと思います。 

グアダムールについては、もっとその周辺のことなども含め多くの発見があったので、パートIIでお伝えします。

クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

c0213220_3241139.jpg



スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-23 08:36 | History 歴史 | Comments(0)
ザクロでドレッシング
日本はすごい雪ですね。ヨーロッパは同じ寒波でも、暴風と雨ですごい被害を受けています。スペイン北部のガリシア地方などでは、12月11日くらいから雨が降り続いており、誰もが見たこともないような20mの高さにも及ぶ高波なども発生しています。写真にするとダイナミックで綺麗ですが、自然災害はやっぱり怖いものがあります。

今日は、ドレッシングを紹介します。もちろん、EVオリーブオイルがベースになりますが、最近いろいろなドレッシングを、オリーブオイルのお客様に提案できるよう試しています。このドレッシングは、大好きなシェフ、ジェイミー・オリバーからヒントを得ました。


c0213220_2332156.jpg

まずはサラダの完成写真。
ザクロの半分は、サラダの具として使い、残り半分はジュースを絞ってドレッシングに使います。

出来るだけ色々な種類のベビーリーフや、ほうれんそうも含めグリーンリーフを集めてサラダにしてみてください。チーズは、できればギリシャ産のフェタチーズ、なければモッツァレラあたりが無難です。ゴーダーやチェダーでもOkですが、フレッシュタイプのチーズの方が、ザクロのうまさが引き立ちます。













c0213220_2424683.jpg

こんな感じのザクロジュースとEVオリーブオイルの、コンビネーションにしてみました。普通ジュースを使う場合は、1:3の割合をお勧めします。ジュース1に対して、オイル3という分量の割合です。

今日はザクロジュースを使っているので、ザクロとEVオリーブオイルを1:1の割合で実施してみました。ザクロジュースは、必ずフレッシュなものを使ってください。市販されているジュースより、ずっとデリケートな味です。もし市販のジュースを使う場合は、1:2くらいの割合がよいと思います。

ここにソレラ・ヴィネガーと呼ばれているヴィネガーと、フロールデサル、ペッパーを加えます。ワインヴィネガーでも可能ですが、熟成期間の長いワインヴィネガーをお勧めします。単なるワインヴィネガーだと、味がすごく尖っているので、マイルド感があまりありません。

よ~く混ぜて完成。たっぷりサラダにかけるだけで、繊細な味のドレッシングが完成です。




クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

c0213220_3241139.jpg



スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-17 02:50 | Comments(2)
フードソムリエというサイトに紹介していただきました。

料理研究家の山口はるのさんのおかげで、フードソムリエというサイトで、カームのグルメ食品の紹介をさせていただきました。美味しいパエリヤレシピまで紹介していただきました。

カームのオリーブオイル漬けのブラックオリーブと、ドライトマトのペーストがこれで益々広がることを願っています。

c0213220_8475226.pngc0213220_8495120.png

















こちらからご覧いただけます。
http://www.food-sommelier.jp/special/letter/20140120.html


クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

c0213220_3241139.jpg



スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-07 08:51 | Project プロジェクト歴 | Comments(0)
にんにくのコンフィ
今日はにんにくのコンフィの話です。

c0213220_864876.jpg

スペインには有名な『紫にんにく』という品種があります。日本でも最近高級なにんにくとして、デパ地下などではよく見かけます。ラ・マンチャ地方のペドロニェラスという町が産地ですが、香りも味も深みがあり濃いことで知られています。(余談ですが、友人がにんにくの輸入にも携わっていますので、にんにくの輸入に興味のある方、遠慮なくご連絡ください。)

こんな鮮やかな紫の色の皮なので、見ているだけでも気分が変わるにんにくです。今日はそれを3株くらい使い便利なにんにくコンフィにしました。

c0213220_8121332.jpg


キレイにひとつひとつ皮を剥いて、鍋に写真のようにEVオリーブオイルがヒタヒタになるくらい入れます。一番弱火で加熱し、20~30分煮込みます。

c0213220_816555.jpg


写真のように、プチプチと気泡が湧いてきますが、低温でゆっくりと煮込むのがコンフィのコツです。煮ている間に、にんにくの香りがキッチン全体に広がります。しっかりとEVオイルもにんにく風味になります。

予定の30分くらいが経過したら、火を消して、そのままの状態でしっかりと冷まします。


c0213220_8185115.jpg



冷めたらお好みの容器に入れ、冷蔵庫で保存。大体この状態で1ヶ月は保存可能ですので、これでいつでもにんにくが簡単に使えます。生のにんにくもいいのですが、このコンフィの状態のにんにくは、そのまま食べても、生のにんにくのような強さはないので、胸焼けも匂いの問題もありません。

マヨネーズなどに少し入れて、上品な香りのアリオリソースにも最適。みじん切りにして炒め物に使っても、ドレッシングや各種ソースにも使えます。

我が家では主に、健康管理のためにパートナーがこれを食べるのが好きで、できるだけ常時冷蔵庫に保存食として準備してあります。とっても便利なので、是非お試しください。


クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

c0213220_3241139.jpg



スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-07 08:24 | Olive オリーブについて | Comments(0)
砂漠でサーモンフィッシング

2年くらい前から見たかった映画が、今日やっと見られました(^-^)

c0213220_8172354.jpg


どこで読んだのかは忘れましたが、この映画についてのちょっとした評論を読んでから、ず~っと見たいと思っていたのです。私が砂漠やアラビア文化には非常に惹かれるのですが、こういう砂漠でサーモンを釣るという面白いプロジェクトがストーリーになっていて、この俳優では絶対に見たくなると思いませんか。

砂漠の風景はあまり登場しませんが、典型的な砂漠のテントや、特にスコットランド湖畔の城や、アラビア人のタータンチェック姿は魅力的で可愛いです。

期待を裏切らないステキなムービーでした。まだ見ていない方、おすすめします。

c0213220_8223042.jpg

こちらが原作の小説。日本語にも訳されているので、読んでみるのも楽しいかもしれません。こういう小説は英語で読んでみたいと思いました。
映画のシナリオの会話もウィットのある笑える会話が多かったので、きっと原作はもっと面白いのではないかと思いますが、人によっては分かりにくいというコメントをしている人もいたので、まぁチャンスがあったら探してみます。






クリックして応援してくださいね。励みになります!Gracias.

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ

c0213220_3241139.jpg
スペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。
私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。
アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2014-02-03 08:28 | お気に入り | Comments(0)





このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます
copyright(c)2009 angel-chiho All rights reserved