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スペインで一番古くて美しい店 

古き良きヨーロッパには素敵な店がたくさんありますが、日に日に歴史ある美しい店が消えていっており悲しい思いをすることがよくあります。今日は5年前にウエスカを訪問した時に発見した店が、スペインで最も古い現役の店と知りこの記事を書いています。

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町の中心部は綺麗に修復が進んでおり、美しい街並みが蘇り始めていました。スペイン一古い店はそんなウエスカの旧市街の中心部に存在します。

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広場はアーケードのある建物で、昔はどのくらい市場などで賑わったことか想像させてくれます。

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とても目立つグリーンで塗られた外装...扉の独特のデザインにとても魅力を感じました。今でもこんなデザインの扉の店があったら絶対入りたくなると思います。なんと創立1871年。店の名前はLa Confianza信頼ということを意味しています。

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Ultramarinosという店舗は昔はたくさんありましたが、今でいうデリカテッセンショップのようなもので、この地域では生産出来ないものが多く販売されています。昔は主に南米からの輸入品、海の向こうから来るものを販売していたところです。

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看板から照明まで当時のままの姿を残しており、見ているだけでワクワクですが、こんな店が残っていること事態が奇跡的。外観だけでも驚かされたのですが、内部はおとぎの国のようです。

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モザイクタイルの床、フレスコ画のある天井、19世紀のカウンター、そして販売されているものどれを見ても欲しくなってしまうような空間です。レジがあった場所まで当時の家具と共に残っています。

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塩鱈の量り売りも実施されていて、本当に一般の人が通う地元密着型の店舗が今でも展開されているのです。毎日こんなところで買い物が出来たら、いやでも感性が磨かれるような店です。現在のオーナーも素晴らしく、喜んで店舗内を見せてくれました。お客様をアテンドしながら忙しいのに、店がオーナーの誇りなのでしょう。今後は博物館としても残せるようにしたいと言っていました。

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こういう美しい店は当然町の中心部にあるため、最近は世界的なチェーン展開の店や高級ブッティックになってしまう傾向があります。たくさんの人のサポートでこのままの状態で残せたら本当に偉大なことだと思います。今年間25000人くらいの観光客がここを訪れるそうですが、入場料をとってでも残してもらいたい店舗です。これ以上歴史ある店が消えている時代になって欲しくないものです。

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by angel-chiho | 2016-03-20 07:32 | お気に入り | Comments(0)
コルクの森

今年の誕生日はコルクの森で過ごしました。

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マドリードの中心部に住んでいるわけでもないのですが、時々本当に綺麗な空気のある場所に行きたくなります。リラックスできるし睡眠状態も全く違うように感じます。何よりエネルギーチャージのためですが、自分のパワースポットを持つことはとにかく重要だと思います。

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こんな日差しの中で森を散策することはエネルギーチャージになりますし癒しそのもの...普段見ることのないコルクの木も観察してきました。

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コルクの大木が倒れていましたが、コルクの構造を見るために観察させてもらいました。本当に軽くて木の皮を手にのせると、あまりの軽さに驚きます。

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はがした状態のコルクもこんなに大きいのに、軽く動かすことが出来ます。これでも7,8年は間違いなく経過しているコルクですから、年間の成長が微々たるものであることががよく分かります。この地域に来るとインテリアとしてコルクは役立っているので、私はこのコルクを持ち帰りたい気持ちでいっぱいですが我慢しました。

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ここの足元にあるのも全てコルクの破片。暖炉に入れて燃やしたらどんな風に焼けるのか想像中。

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コルクの森がこんなにインスピレーションを感じる場だとは思いませんでしたが、スペインポルトガルに住むようになってから、コルクは大好きなお気に入りツリーのひとつになっています。

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木に動きがあるのでおとぎの国に入った気分。

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ハンティングしながら歩く犬たちも大喜びで走り回り、お互い最高にリラックスできる時間を過ごしました。


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by angel-chiho | 2016-03-16 06:49 | Portugal | Comments(0)
陶芸の旅
料理に趣のある器は欠かせません。スペインやポルトガルの料理の良さを伝えるために、やはり陶器も伝統的なもの、スタイルのあるものが必要。久しぶりにアレンテジョ地方にある陶芸の里を訪れました。

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ポルトガルで伝統陶器はまだまだ生活と密着しているので、古くからの工房が嬉しいことに活動しています。幾つか好きな工房があるのですが、まずは工房の在処を見つけるのが大変です。あまり宣伝しょうとする民族ではないので、散策して見つけるしかありません。記憶に頼ってあちらこちらの道を歩いたのですが、結局全ての工房は発見できず。また次回の楽しみにすることにしました。

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こちらは何度も訪れている工房メルトラ。お年寄りのオーナーがナイーブな絵柄をずっと描き続けています。今回は馬をテーマにした器に一目惚れ。まだ荷物が整理できていないので、次回器は別の記事で紹介します。

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ここも何度も訪れていますが、あまり作業をしている様子がないので、きっと誰か別の人に作らせているのだろうと思わせられます。ここでは素焼きを数点しか買いませんが、建物が素敵なのでどうしても入ってしまいます。

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今回の旅で発見した素晴らしい工房。外観からは予想できないような世界が中に広がっています。元々はなんとオリーブオイルの圧搾工房だったそうで、中には太い圧搾器の柱が残っていました。窯もアラビア風のもので、今でもティナハなど大型の瓶も焼いているそうで、ワイン用の瓶が必要ならいつでも焼いてくれるそうです。感激!

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屋内では焚火があり火の周りに犬が座り、作業員の人達も休んだり昼ご飯を準備していたりと、まるで17世紀バロック期の絵画の世界に入った気分。暗いので上手く写真が撮れませんでしたが、ムードは伝わるのではないでしょうか...

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こちらは別の町にある工房ですが、若いオーナーがいつも一生懸命仕事をしています。土からの準備をとても重視していて、土をしっかり自分で作っていない陶芸家の工房で買っちゃダメだよと言います。大量生産された粘土で焼かれている陶器には味があまりありません。また窯も勿論重要。古い窯と新しい窯をミックスしているところが、今のところ一番頑丈な器を作ってくれるように思います。

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初めて10年以上前に訪れた時に、愛想の悪さが印象的だった工房。後継ぎのおじさんはとても感じが良く、前の人はなぜあんなに不愛想だったのか不思議。それぞれの工房が自分の絵付けスタイルを持っていて、それが何百年も続いていることが分かります。数年前はもう引き継ぐ人がいないのではないかと悲しくなりましたが、工房によっては生き延びられるような感じを今回は受けました。

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by angel-chiho | 2016-03-10 10:13 | Portugal | Comments(0)





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