しばらくアーモンドの話ばかりが続いていますが、とにかく今年はアーモンドをいただいたので、処理が大変です。もうどうしょうもないアーモンドは燃料にしていますが、殻から出してもらったものは大切に皮を剥いてローストしたり、料理に使うようにしています。
これが秋にアーモンドをいただいた時の様子。
籠に入れて飾っておくのも素敵なので、しばらくインテリア扱いで飾っておきました。スペインのクリスマス飾りなどには、このアーモンドをそのまま使ったものが多く、殻の周りを金色に塗ってもいい感じに仕上がります。
機械がない場合は、これを一つ一つ硬い石の上で叩いて割るのです。くるみ割りよりもずっと硬いので難しいし困難です。
これがポルトガルで教えてもらったアーモンド処理の仕方。
茹でて皮をむく様子です。手間がすごくかかるので作業としては決心しないとする気になりませんが、市販されているものとは全く違うアーモンドが出来上がります。このイースターの食卓では、毎日のようにアーモンドが活躍しています。ポテトチップよりも身体にずっといいので、甥たちにもアーモンドを食べるよう勧めています。
実の形が日本のアーモンドとかなり違いますが、それは種類が違うから。日本で販売されているもののほとんどはカリフォルニア産、スペイン産はほとんどグルメショップ以外では見かけません。あまり知られていませんが、スペインはアーモンドの世界有数の産地でもあるのです。マルコーナという品種は食の世界で有名ですが、野生の状態で生息しているアーモンドは農園のものよりも味や香りが強いように思います。もちろん、見かけの悪いものも沢山あるのですが、味は抜群です。