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カスティーリャの小さい町
先日移動中に6年振りくらいにセゴビアのある町の様子を見たくなり、寄り道をしてきました。この町の広場にある住宅の一軒が、以前売りに出ていて見せてもらったことがあるので、売れたかどうか、そしてもし売れたのであれば、どんな様子で修復されたか見ておきたかったのです。

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町の名前は、Martin Munoz de las Posadas、何の変哲もない極普通のカスティーリャの町ですが、ルネッサンス期にある司教が建設した素晴らしい屋敷が残っています。写真は広場にある町役場の様子。中世そのものの町の大きさが保存されています。

ここは町全体がムデハル様式の家屋が多く、今でも結構いい建物が残っています。




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役所の反対側には、こんな立派な教会があります。建物の裏側へ回ると、この教会ももともとはムデハルスタイルのロマネスク教会であったことがわかります。西側の入り口は、非常に豪華なゴシック後期の彫刻がしっかりと残っていますが、アメリカ大陸発見後、きっと南米とのつながりが強かったことを思わせる彫刻が彫られていて興味深いです。

以前、販売されていた建物はすでに修復が終わる直前。きっとプチホテルとしてオープンするのでしょう。修復の結果は、やっぱり新しくしすぎの感じを受けました。残念....




カスティーリャの小さい町_c0213220_44478.jpgそして、こちらが目的の建物。きっと16~17世紀フェリペ2世の頃の建造物です。正真正銘のスペインルネッサンスですが、これがこんな状態で残っているなんて、もったいないのですが、スペインは全土にこういう立派な建造物が山ほどありますから仕方ありません。それにしても、この建物はマドリードから120キロ程度のところにありますから、すごいデラックスなホテルにできると思いますが、まぁあまり現在のスペイン的なホテルには修復しない方がいいと思うので、もう少し本物志向の修復になることを待つことにします。


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この地域には花崗岩が多いので、柱や紋章は花崗岩が使われています。
扉は結構よい状態で残っていましたが、建設当初のものかどうかは定かではありません。アイアンは素晴らしい重厚感のもので、当時の職人技に感嘆してしまいます。中のパティオや天井の様子が見たいものです。きっとメインの階段も立派なものなのではないかと想像できます。

また数年後に是非訪ねてみたくなりました。
by angel-chiho | 2010-04-28 04:13 | Castilla カスティーリャ
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