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ローマ時代のヴィラ跡
週末モザイクを観に行って来ました。10年以上前発掘をしている時にこの遺跡は見学したことがあるのですが、モザイク保護のための倉庫のような建物が建造されていて、モザイクは実際観ることができず、ずっと訪問したいと思っていたところです。

ローマ時代のヴィラ跡_c0213220_6583944.jpg4世紀の遺跡で、皇帝テオドシウスのファミリーが住んでいたと言われています。スペインで生まれたローマ皇帝は3人いますが、その中の一人テオドシウスはカスティーリャのコカという町で生れたようです。この地域にファミリーメンバーが住んでいても全くおかしくないのです。

写真の右の方に小さく写っている建物は、キリスト教の教会跡。彼はスペインにカトリックを伝えた皇帝とも言われています。素晴らしいバシリカ式の教会で、大理石の柱を見ただけでも偉大な重厚感がはっきりと表れているので、この教会の重要性を察することが出来ます。

ローマ時代のヴィラ跡_c0213220_7121186.jpg


この2本の大理石の柱、右はトルコから左はギリシャから運ばれて来たものだそうです。遺跡を見て回るとよく思うのですが、こういう優れた建築資材は古代から実によく国々を転々としているので驚かされます。この柱も今後はずっとスペインに残ることになるのでしょうか...

ローマ時代のヴィラ跡_c0213220_7185013.jpgモザイクは綺麗に残っている部分と壊れてしまった部分が混在していますが、ここのモザイクは階段の部分がとても印象的でした。モチーフは定番のギリシャ神話がテーマですが、1000㎡以上あるスペースの全てがモザイクで埋め尽くされているというのは、やはり圧巻でした。

ちょうど週末だったので、色々ローマ時代の生活に関わるイベントもあり、モザイクだけでなく色々と楽しめました。ここ実はマドリードから30,40分程度で行けるところにあるのですが、町自体はトレド県に属しています。言われなかったらマドリードだと思ってしまうくらい市街地から近いのです。マドリードには他にもローマ時代のヴィラ跡があるのですが、見学できるのは現在多分ここだけです。Carranqueカランケという小さい村はずれにあります。
by angel-chiho | 2010-05-17 07:28 | Art 美術
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