先日ポルトでは、ハリーポッターの舞台となった書店にも行って参りました。ここには是非甥たちを連れて行きたかったのです。一時期ハリーのストーリーには夢中だったので。姪もハリーの本屋がポルトにあると知り大騒ぎ。『連れてって、連れてって』コールが始まりました。

この様子を見てもわかるように、甥と姪は先を争って2階へ上がって行きました。ハリポタについてほとんどインフォメーションのない私でも、このブックショップの様子は見たことがある気がしたのですが、姪は映画のどの場面でここが登場するか、しっかり分かっていたようで、色々説明してくれました。
ショップの名前はLello & Irmao。ポルトで最も有名なショップになっています。思ったほどお客さんは店にいませんでしたが、誰もがカメラを片手にショップを見学していて、本はあまり売れていないようでした。私は本に興味があって2回ほど足を運んだのですが、本の内容はあまりよくなく、いい本のセレクションをしていた19世紀の伝統はもう残っていないようです。
ショップアドレス:Rua das Carmelitas 144
なぜこのブックショップがハリポタに登場したかというと、作者が実は一時期ポルトの街で英語の教師をしていたのだそうです。ポルトは昔からワインの関係で英国とは切っても切れない関係にありますから、ブックショップのスタイルがこのようなネオゴシックスタイルの英国調。素晴らしいですよね、こんな書店。何時間居ても飽きないし、いるだけで意識が変わるような場所でした。
ポルトには古本屋を含め、書店は多いように思いましたが、出版されている本はとても少ないようです。私は料理に関する本が欲しかったので、数店まわって探してみたのですが、どこに行っても同じ本ばかり。おまけに品数が非常に少ないのです。ちょっとガッカリでしたが、一応1冊素敵なのを発見したので、それで満足しています。