私は古い白黒写真が大好きなのですが、嫁ぎ先のファミリーに綺麗な写真がたくさんあるのです。最近時間があるとパートナーは写真の整理をしています。スキャンしてしっかり保存しています。少しづつ時間がある時に、お気に入りの写真を今年はご紹介したいと思っています。
まずはパートナーの古い写真から。
彼は幼年期いつも休暇を過ごしていたエクストレマドゥーラ地方が何より好きらしく、大人になったらエクストレマドゥーラの羊飼いになることが夢だったようです。ご覧のとおり、村祭りでは羊飼いの衣装。羊飼いにも昔は正装と普段着があったそうで、これは正装。子供バージョンの正装羊飼い姿は、私が一番気に入っているパートナーの写真の一枚。隣の女の子の民族衣装も最高!大人の女性ならひざ下くらいのスカート丈になりますが、子供の場合はミニ。可愛いですよね。
なぜか我が家には、このタイプの民族衣装が引っ越しの時に紛れ込んで来たのですが、あまりに可愛いので大事にしまってあります。毛糸などを使った可愛い刺繍が、スペインの典型的な厚めのウールに施してあり、見ているだけで元気になるような色合い。勿論、パートナーが来ていた子供用の羊飼い衣装も残っています。甥たちに着せたかったな。
こちらはより時代を遡って。義理の父の写真です。
時代と育った環境が違うとこんなにも違うのかと驚く写真ですが、二人ともちょうど同じくらいの年齢で撮った写真だと思います。
義父はスペイン北部の保守的な町オビエド出身。オビエドのハイソサエティの様子が垣間見ることができるような写真ですが、義父はきっとナポレオンに憧れていたのでしょう。ミニナポレオン姿になっています。他にも別の衣装でナポレオンをしているところがあるのですが、どちらも表情までナポレオンになりきっている感じで、感動的な写真です。
古い写真って本当にいいものですね。何度見ても楽しめます。