またまた古い写真についてです。
ここしばらくモノクロ写真を満喫しておりまして、どうしてもお友達とその楽しさを分かち合いたくなってしまうのです。
今日の写真は義父の小さい頃の写真。彼の兄と一緒に撮られているのですが、お兄さんの方はブロンドでどう見ても女の子に見えてしまいます。ヘアースタイルも独特。当時の流行です。油絵も当時のものを見ると、同じ地域の子供たちは同じようなヘアースタイルをしているので、これが本当にスタンダードだったのでしょう。古代ギリシャの彫刻に子供をこういうヘアースタイルにしているものがあるのですが、それとよ~く似ているので、初めて見た時、私は特別驚いたものです。まさか古代ギリシャからのスタイルが残っているなんて想像もできなかったので。
義父は左側の少年。先日載せたナポレオン姿になる前、もっと小さい頃の写真になります。何を手に持って遊んでいたのか気になります。お父さんの耳がこんな可愛かったなんて、このモノクロ写真を大きく伸ばすまで気がつきませんでした。褒めてあげたらきっと喜んだのに...
そして、もう一枚。
こちらは、お世話をしてくれていたメイドさん。この他、義父の家はドイツ式の教育を重視していたので、ドイツ語のためのフロイランお嬢さんも住み込みでいたため、家族は相当な人数で生活していたものと思われます。子供に各自一人メイドさんがつき、家の中のことをする使用人もいたわけですから大変なものです。こういう生活をしていた人たちですから、現代のライフスタイルの変化には目が回っていたことでしょう。