今回のポルトガルの旅で面白かったことを幾つか...
スペインやポルトガルの田舎を歩いているとよく見かける風景なのですが、今回のものは特に黒こげ具合がひどかったので、おもしろくて写真を撮ってしまいました。焦げているものは結構好きな方なのですが、お菓子がここまで焦げてしまうとちょっと買う気にはなれませんよね~
スペインでは趣味でお菓子を作っている人でも、ここまでヘタでないと思うようなお菓子が売られていることがあり、笑いが止まらないことがよくあります。いつかチャンスがあったらそういうお菓子もご紹介したいと思っています。
日本ではとにかく美しいお菓子が店頭にならびますが、こちらではその時の話題に合ったお菓子もよく登場します。サッカーがテーマになったりしますから恐ろしいものです。
こちらはバリオ・アルトのお気に入りのカフェでの出来事。
私は一人でお茶をして地元の人の観察をしていたのですが、写真の左側の人物はいかにも貧しそうな風貌。よくこんなところでお茶をしていられるなぁ~と思っていたら、お店の常連の一人が彼のカフェ代を支払ってあげていたのです。スペインのBARでもこのようなことはありますが、いかにも主婦としか見えない女性が、こういう男性のお茶を支払ってあげる光景は初めてみました。
アメリカナイズされていない独自の文化を大切にしている国には、こういう日常のなんでもない光景に社会の厳しさから救われる光景があり、羨ましいなぁと思います。
もうひとつ私の印象なのですが、ポルトガル人とスペイン人は性格がかなり違います。ポルトガル人は穏やかで話し方も静か、短気な感じもしません。(スペイン人はその反対が多いのですが)
ここで私は路面電車にパートナーと一緒に座っているのですが、隣のおじいさんが普通に見えるのですが、ちょっといやらしいのです。チラチラと目線が足の方へ向き、その後私の顔を横眼で見るのですが、それがなんとも小説などに登場する19世紀のポルトガル人ぽくて、隣にいるパートナーとコソコソ話してしまいました。写真まで記念にしっかり撮りました。(笑)