人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Top
友人の書斎

今年の風邪はなかなか治りません。熱っぽい感じがした時もあるのですが、なんとか喉の痛みだけで寝込まなくて済むようにがんばっているのですが、本当にこんな長期間喉が痛かった経験はありません。ずっと天気も悪かったので、外出も控えていたのですが、今日は友人のところへ。

彼は王宮を含む無数の博物館や美術館の館長などを経た方なのですが、引退した今でも展覧会などを企画しています。企画するというよりは、展示品を選出する学者そのものの人なのですが、とにかく独特の性格なので、それを理解できれば楽しい時間を過ごせます。

友人の書斎_c0213220_7212587.jpgこれが彼の書斎なのですが、本が足の踏み場のないくらい積まれています。いつ行ってもこの状態で、どうやって本を探すのか謎なのですが、全部彼の頭には入っているので、誰も掃除をすることも許されていません。時々自分で埃くらい排除するのでしょうが、本の間にその他のオブジェも紛れ込んでいるので、いつ崩れてもおかしくない本の山がいくつかあります。

彼には幾つか調査をお願いしているものがあり、そのお話に行ってきたのですが、私はいつもアンティークというか古いものの鑑定もお願いしているので、色々アドバイスをいただいています。


こういう学者さんのところへ行くと話がはずんで、あっという間に2,3時間が過ぎてしまいますが、また近いうちに会いに行くことになっているので、その時今回彼のアドバイスのもと購入したオブジェなどについては報告します。

友人の書斎_c0213220_7283540.jpg 友人の書斎_c0213220_7334865.jpg
彼はプラド美術館のすぐ傍に住んでいる幸運な方。今日は外に出たら日は沈んでいたのですが、綺麗な夕暮れが見られました。

窓からエル・グレコの絵が見えたのですが、これはなにかコピーの展示をしているのでしょう。こんなスペースにエル・グレコがあるはずはないので。



友人の書斎_c0213220_7355359.jpg


夕暮れ時にこんな風にプラド周辺を散歩するのもいいものですよ。特にプラドの中にある宝物のことを想像しているだけでも十分楽しめます。プラドの外観というか建物を見ることはあまりないと思いますが、なかなか素敵です。

友人の書斎_c0213220_7412279.jpg

日中見るとカッコ良すぎると思うベラスケスの銅像も、この時間に見ると偉大な印象を受けました。

写真を撮ったので気がついたのですが、横にこんな大きなサーブルまであったのですね。
いかにも画家としてではなく、騎士としてのベラスケスの姿を大切にしているのでしょう。

風邪が悪くなるかと思って9時には家に戻ったのですが、少し外を歩いたことがよかったみたいです。気分が大分すっきりしました。
by angel-chiho | 2011-02-23 07:46 | Madrid マドリード
<< EVORA & ESPINHEIRO 岡井路子さんのオリーブセミナー >>





このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます
copyright(c)2009 angel-chiho All rights reserved