引き続きエスピニェイロについてです。
事前にアレンテジョ地方ワインのテイスティングもお願いしておいたので、素晴らしい修道院の一角で夜はテイスティング会となりました。
この空間は昔、修道院の貯水倉庫だったところ。ワイン倉庫としてもピッタリで、ワインをじっくり満喫できますし、ワインが飲めない人も飲めてしまうスペースです。
テイスティングは、まずはスパークリングワインから。
ナポレオンがしたようにサーブルを使ってボトルを開け、使われているブドウの特徴をコメントしてくれました。とても優しいポルトガルの男の子で、皆大喜びでした。
まず最初の一杯目は飲みやすくて美味しかったので、飲めないと言っていた友人もあっという間に飲みほし、次にアレンテジョの赤をスタート。
ポルトガル南部の典型的なぶどうの品種をつかったワインでしたが、しっかりとまじめな風味の赤ワイン。数年後が楽しみのワインでした。
この日もランチをたくさん食べていた上、部屋にもウエルカムドリンクやハムなどがあったので、ほとんど食べるつもりはなかったのですが、このテイスティングのおかげで食欲がムクムクと湧いてきてしまいました。
テイスティングの後は場所を変えて軽食となりました。
パートナーはなぜか大笑いをしていますが、話の内容は不明。移動した場所は、修道院のもとキッチン。とても大きな暖炉があるのですが、その中に入ってみんなで軽食。なんとなく昔調理していた空気が壁にこびりついているので、匂いがするような感じ...みんなでワイワイと今度はドゥエロワインを飲みながら、私は修道院についての想像をめぐらせました。