ポルトガルと言えばファド。
旅行の最後はいつもファドで飾るようにしています。今回選んだファドは最高でした。食事も思ったよりもずっと美味しくて、何より音楽が100%旅行者ターゲットではなかったので、歌が始まるのも晩かったのですが、待ったかいがありました。
一瞬ガレージのようなところでしたが、多分昔のチャペルを改装したもの。歌がちょうどいい具合に響いてとてもいい空間でした。私はポルトガルタイルのファンなので、待っている間ずっとこのタイルの美しさを堪能しておりました。
椅子も器も昔からの古いもので味があり、全てに統一感がありました。
ワインは期待できなかったので、無難なサングリアをオーダー。
ジュース同様なのですが、あまりにも大きなピッチャーで登場したので驚きました。
グラスにワインを注ぐのも一苦労でした。
この夜実はテレビの取材が入っていたのです。
ポルトガルのTV局ではなかったのですが、この女性ファドシンガーをロケ。あっという間の撮影でしたが、きっと将来有望なのでしょう。
リスボンの普通のファドレストランでは、かなり高齢の男性女性シンガーが登場するので、こんな若いシンガーを聴くのは、とても新鮮でした。スペインのフラメンコが自然にBARなどで始まるように、ファドも始まり、極普通に歌の途中で音程を調整し合ったり、まるで友人の集いそのもの。
ショーという感じがしなくてとてもよかったです。