スペイン北部ウエスカ周辺へ行っておりました。
この地域には有名なSomontanoというワインの産地もあり、美味しいものも美しい建造物も豊富。おまけにピレネーに近いので大自然も素晴らしく、ちょうどお花が満開だったので、多分最高の時期に訪問することができたと思っています。
甥たちを寮に送り届け、まずはカテドラルへ。このカテドラルに残るDamian Formentという彫刻家のルネッサンス期の祭壇は何度見ても感動します。
日本からウエスカを訪問することはあまりないと思いますが、ロマネスク彫刻の傑作のひとつSan Pedro修道院も町の中心にある非常に興味深い町なので、文句なしにお薦めできる町のひとつです。
私は今回は町並を満喫したかったので、相当長い間散歩をして回りました。アラゴン地方の建造物は、アラビア文化の影響が色濃く、レンガ造りの建造物が多いので、どうしても簡単に壊されてしまう傾向にあります。屋内の調度品も含め、アラゴン地方はもっと深く研究を進める必要があうと思う地域です。
カテドラルの後は、ワインを飲みに。
ソモンターノの白ワインを飲みながら久しぶりにお洒落なピンチョスを楽しみました。
私はまず鹿肉のソテー。しっかりとした味付けで、ちょっと鹿肉の臭みがありましたが、柔らかくて美味しくいただけました。パートナーは天ぷら風のくるまエビ。一番美味しかったのはフォアグラ。白ワインが非常にフルーティーなので、甘いソースでなくフロールデサルだけで十分美味しい一品になっていました。これなら我が家でもすぐに復元可能。早速レパートリーに加えるつもりです。
スペインにいると気軽にBARでこんな軽食が美味しくいただけることが、最高のぜいたくのひとつになっています。レストランで食事で長時間食事を友人とするのもいいのですが、気軽にこんな風に1時間もかけないでワインと料理を楽しめることは、スペインで最も嬉しい習慣のひとつだと思います。
マドリードで美味しいところは混んでいたり、味にばらつきがあったりしますが、地方のワインの産地は特にこんな風に食のレベルが高いので、カジュアルに外食が楽しめます。このくらいならあまり太る心配もありませんし、夜でもOK.