ご存じの方も多いと思いますが、スペイン南部の町Lorcaロルカでも大きな地震の被害がありました。昨夜はそのためにフラメンコチャリティコンサートが開催されており、その生中継をTVで見ていたのですが、嬉しい発見がありました。

私はスペインに住んでいまうが、フラメンコの熱狂的なファンではないので、自主的にはPaco de Luciaパコ・デ・ルシアくらいしか聴かないのですが、この写真の歌手Pitingoは、フラメンコもどきの歌謡曲の歌手だとばかり思っていました。
ところが彼は由緒あるフラメンコファミリーに生まれたようで、素晴らしいフラメンコの伝統もよ~く知っている歌手だったのです。
ピティンゴのウエルバでのコンサートは、こちらからどうぞ。
フラメンコのミュージシャンは、最近フィージョン系が多くて、私はあまり好みではないのですが、彼は英語のポピュラーソングを唄ったりします。それがなかなかおもしろくて笑ってしまうくらいなのですが、彼のハスキーヴォイスはとても魅力的です。ご紹介しているウエルバのコンサートでは、最初の方にフラメンコ、そこから段々とポピュラー音楽になっていくので、どんな感じかよくわかると思います。
フラメンコファンでない人にとって、どっぷりフラメンコの世界に浸かるコンサートは重すぎるように思いますし、やはり知っている曲を唄ってくれると、歌手としての質も分かりやすくなります。勝手な意見ばかりで恐縮なのですが、私はどうもあの普通のフラメンコの人達のルックスが不快でダメなのです。音楽を聴くのであれば関係ないように思いますが、パコ・デ・ルシアも若いころはすごくハンサムでした。やはりある程度ルックスが良くないと、私はエンターテイメントは楽しめないところがあります。もう少しクリーンな感じがいいのですが...ピティンゴはお洒落で、洗練された感じのフラメンコ歌手です。
もう一人最近すごく気に入っている歌手は、Philippe Jarroussky フィリップ・ジャルスキィ-。彼はフランス人のカウンターテナー。彼がヘンデルなどのバロック音楽を歌うと、魅了されます。
ジャルスキィーはこちらからどうぞ。
今年の夏は、この二人の音楽を聴きながら過ごしたいと思っています。
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