スペイン人がお祭り好きというのは、誰もが知る事実だと思いますが、本当に何でもお祭り騒ぎに変えてしまう才能はすごいと思います。田舎の我が家から30分程度北上すると、Benaventeベナベンテという歴史ある町がありますが、その地域は赤ピーマン(日本ではパプリカと呼ばれているピーマン)の産地。加工品がいろいろあるのですが、今は収穫の時。今週末10月23,24,25日と赤ピーマンだけでお祭りとなります。
赤ピーマンの山盛り!ただフライパンで炒めるだけでも美味しいのですが、私はオーブンでじっくり焼く方法が一番甘みが増して美味しいと思います。カスティーリャの人は、あまり生野菜を食べないのですが、この赤ピーマンの温野菜サラダはよく食べています。
参考にですが、パプリカと呼ばれるものは、こちらの写真のもの。何種類か種類はあると思うのですが、この細長いピーマンというか巨大からしのようなものは、甘みがあって全く辛くありません。私は友人からこれをよくもらうのですが、カスティーリャではあまり栽培されていないようです。マーケットなどでも見かけません。
これをエンシーナという樹の薪を使いローストしたものが、スペインのDO付きパプリカ、私は普通のパプリカとは風味が全く違うので、あえてスペイン語でピメントンと表記する方が正しいと思っています。地中海沿岸の町Alicanteアリカンテでもピメントン栽培は実施されていて、大量に作らていますが、こちらはローストされないので風味が全く違います。我が家ではVeraヴェラという地域のピメントンを使っています。日本でピメントンを探す際も、このヴェラのものを探すことをお薦めします。
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