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Zafraと画家スルバランZurbaran


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スペイン人の有名画家というとベラスケスやゴヤ、ピカソなどが頭に浮かぶのではないでしょうか。どの画家も素晴らしいのでチャンスを作ってじっくりと観る価値があると思います。この間アンダルシアから戻る途中、疲れていたので途中の町ZAFRA(サフラ)に泊まることにしました。


サフラのパラドールは、エル・エスコリアル修道院の建築でも有名なホワン・デ・エレーラが中世の城を改造した建物。典型的なルネッサンスの大理石パティオが魅力。何度か泊まりましたが、町全体も可愛いくエクストレマドゥーラの特徴を強く感じられるところなので通り過ぎるのはもったいなくてついつい停車してしまいます。

いつもは必ず何か予定があり、その途中で寄っているのですが、今回は珍しくマドリードに帰るだけだったので十分にサフラを満喫しました。





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実はこの町には、お気に入りの画家スルバランの作品があるのです。スルバランはサフラの近くのもっと小さい町で生まれ、生家は現在は博物館になっているほど。残念ならがそちらの生家の方には、何ども寄りたい寄りたいと思っているのですが、まだ実現していません。







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今回はやっと前々から実物を観たいと思っていたスルバランの作品があるLa Candelaria教会へ行くことができました。開館時間が変わっているので、訪問する方は調べることをお薦めします。私はパラドールで尋ねたのですが、なんと19:30に開館。なぜ今まで訪問できなかったか想像してもらえると思いますが、スペインの教会のオープン時間はそれぞれ全く違いますし、シーズンによって変わるので運が良くないとなかなか中が見られません。













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教会内は通常有料で電気がつくようになっています。そのコインを入れるところを探すのに、今回も苦労しました。なかなか暗い空間に目が慣れないし、ひどいところに装置が隠れているのです。私達の後に入ってきたイギリス人観光客はもっと酷くて、コインを入れたのに電気がつかなくて困っていました。パートナーがすぐに教会内にいた神父を捕まえてくれたので、問題は解決しましたが、スペインで美術品を観る旅は一筋縄では行きません。












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この祭壇画はスルバランの傑作のひとつ。ムリーリョやスルバランの特徴は絵にある温かさだと思うのですが、スルバランはよりカントリースタイルの柔らかい温かさがあると思います。どの作品を見ても感動的でした。教会でのバランスを考えてスルバランがどんな風な効果を狙っていたのかも想像できるようです。
祭壇の下の方はパトロンファミリーの肖像が並んでいますが、流石スルバラン、眼差しが語りかけてくるような偉大な肖像画です。


こういうのを豪華な空間と言うのだと思いますが、建造物と祭壇の家具としての価値も素晴らしく、そこにスルバランがあればもう言うことはありません。独特の空気の中で昔ながらのスルバランを満喫するには、サフラやグアダルーペ(他のスペインの町)が最高だと思います。




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by angel-chiho | 2012-05-29 01:11 | Art 美術 | Comments(0)
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