近所に全く芸術的な価値はあまりないのですが、カスティーリャ地方の伝統を表している名もないような村々がたくさんあります。これといったモノはないのですが、どこか趣があり魅力的な佇まいを残しているのです。
8年くらい前からいつか行ってみたいと思っていた村へ行くことができました。国道から5キロくらい入ったところにあるだけで行くのが難しい場所ではないのですが、なぜか今までチャンスがありませんでした。シルエットが美しい町や村は、行ってみるとガッカリしてしまうところもあったりするので、実際に訪問しないで眺めだけを愉しんでいたかったのかもしれません。
夏休みだけ生きているような村でしたが、それぞれの家屋が大事に保存されていました。扉が開いているようなお宅は、いつものようにのぞき見もさせていただきましたが、どこも優しいエネルギーに包まれており微笑ましい村でした。
壁の修復の仕方ひとつを見ても住んでいる人の気持ちが伝わってきます。この塀の向こう側には野菜畑がありトマトがいい感じに実っていました。
スペインのアイアン細工は有名ですが、今ではアイアン職人が本当に少なくなってしまいました。最近の経済危機でこのようなアイアンの仕事も見直す人が出てきているようですが、いずれにしても人の価値観が変わらないと存続できないものだと思います。
シルエットが本当に綺麗な教会でした。
遠くから見ていてもそうなのですが、こういう場所に来ると水彩画とかデッサンとか絵が描けたらどんなにいいかと思います。
その内やってみようかなぁ~と思う今日この頃です。
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