もうすぐクリスマスですね。
あまりにもあっという間に12月も過ぎてしまいましたが、色々勉強になる月でした。
こんな大きなシャンデリアがある建物...どこのホテルかと思われるでしょうが、実はこれスペイン国会内のサロンのひとつ。思ったよりも小さいサロンや廊下なので以外だったのですが、毎日ニュースに登場するスペイン国会へ行って参りました。
今年はパートナーのご先祖様の100周年記念のイベントが開催されており、各地でコンファレンスや記念行事があります。幾つか参加しているのですが、昨日はある政治家の本の発表会に100年記念が絡んでいたのです。こんなことでもないと国会に行くチャンスがないので行って参りました。
有名な政治家かなり参加していました。
私達は友人と参加していたのですが、サロンに人が入りきらずTV中継で発表会を隣のサロンで聞いていたのですが、システムが古いのかあまりよく聞こえなかったのでおしゃべり真っ盛りになってしまいました。
講演後が私達の目的。
国会内の重要人物の肖像画のある2階の廊下を案内してもらいました。もちろん、滅多に観られないご先祖様の肖像画をみるためです。

日本で言えば江戸末期からの国会議長の肖像画が並んでいます。
19世紀の作品はあまりパッとするものがなかったのですが、20世紀の作品は素晴らしいものがありました。
一応、各時代の有名画家が肖像画を描いているので、その時代のスタイルがよく反映されているものは実によく政治家の存在感や人間性のようなものを伝えてくれるものもありました。
私達10人ぐらいだけが案内してもらいました。
友人は現代美術に詳しい女性だったので、最近の政治家の有名な作品の説明をしてくれました。
前議長の肖像画が今話題になっていますが、誰に描いてもらうかは議長が選ぶ権利があり、前議長はなんとアントニオ・ロペスという一番高級な画家に絵の依頼をしたのです。もう描いているかどうか分かりませんが、相当高価な絵になるので、ニュースなどのメディアで批判する人もかなりいるのです。偉大な画家でも駄作はありますから余計問題なのです。
こちらがご先祖様の肖像画。スペイン絵画が好きな人なら絶対に知っている印象派のSorollaの作品です。私はソローリャのすごいファンではないのですが、この肖像画は威厳があり最高の肖像画だと感じました。ポーズも素敵で国会に残る絵の中ではトップ3に入る作品だと思います。この作品はあまり画集などでも見たことがないので、私にとっては感動的な一瞬でした。ファミリーでも実際にこの絵を見ている人は少ないのです。
写真の男性は直系の末裔。
よくご先祖に似ています。
毎日のように政治家がインタビューを受けニュースに出る廊下で記念写真。
いい経験ができました~。
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