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カテゴリ:Castilla カスティーリャ( 61 )
Tordesillas トルデシーヤス 中世宮殿の名残 (後編)
ドン・ペドロと呼ばれるスペイン王は14世紀の国王。まだ中央集権制度が確立されていない時代の国王なので、戦争続きの人生だったのですが、青池保子さんの漫画でも描かれているように美しいものが本当に好きだった国王だと思います。ライフスタイルもセビリア育ちですからアラビアンスタイルがお好みで、君臨したのはたった16年間にも関わらずスペイン全国にゆかりのアラビア様式宮殿や城を残しています。その数の多さには圧倒されるばかりです。

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ドン・ペドロの父アルフォンソ11世が建造し、ドン・ペドロが完成させたというこのトルデシーヤスの宮殿は後に修道院となってしまっていますが、あちらこちらに宮殿であった時代の美しさが残っています。上の写真の壁の様子も美しい波を打つようなアーチで飾られた美しいもので宮殿の豪華さを想像させてくれます。

ここで特に興味深いのは14世紀の浴場跡です。王家の人々が使った浴場が当時のままの状態でよく保存されています。漫画の中でもドン・ペドロのお風呂好きな様子は登場しますが、洗浄にも浴場を必ず持ち運んでいたという記録も読んだ事があるので、この宮殿内に残る浴場を見た時は彼の姿が目に浮かぶようでした。

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(現在、写真撮影は禁止されているので、写真は幾つかのブログからお借りしました。)
周辺に残っていたローマ時代の大理石の柱などを再活用している部分もあるそうですが、こじんまりとした美しいトルコ風呂のようなスタイルの浴場です。
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壁にはドン・ペドロの父の愛人レオノール・デ・グスマンの紋章が残っています。一見獅子なのでカスティーリャ地方の紋章のようですが、まさか愛人のものでした。こんな風に残っているところを見ると、ドン・ペドロも彼の娘たちも愛人のことをあまり恨んだりしていなかったように思います。

ドン・ペドロはこのトルデシーヤスの宮殿だけでなく、ヨーロッパに残る最も古い王家の宮殿セビリヤのアルカサルも建造しているので、実はセビリヤにも素晴らしい浴場があるのです。
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天井などはドン・ペドロ以前の建造物のものですが、しっかりと浴場として使われていたので、今でもここはドン・ペドロの夫人マリア・パディーリャの浴場と呼ばれています。

14世紀の王のラブストーリーから数々の愛人、浴場跡などがしっかりと残る国王はスペインの歴史の中でもドン・ペドロ以外にはないと思います。その国王のストーリーを膨大なリサーチと共に、最高に魅力ある漫画に仕上げた青池保子さんは、歴史を語る天才だと心から思います。皆さんももしスペインを訪問するチャンスがあるなら、是非この作品を読んでからにすると、旅が何十倍も楽しくなると思います。


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by angel-chiho | 2018-07-27 04:13 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
Tordesillas トルデシーヤス 中世宮殿の名残 (前編)
スペイン中世の歴史を知りその虜になる最強の手段は、漫画【アルカサル】(著者青池保子)を読むことだと思っています。アラビア人との800年近くに及ぶ戦乱レコンキスタの歴史は、【アルカサル】のような漫画がないと日本人には複雑すぎる部分があり、敬遠してしまう分野だと思います。

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チャンスがあるとスペイン人にも日本人にもこの作品の素晴らしさは伝えていますが、本当はもっとスペインでこの作品のことを知ってもらいたいと思っています。この国はあまりにすごい歴史を持っているので、ご当地の人はちょっと歴史に疎く開いた口が塞がらないほど歴史上の事実を知らない人が多いのです。まぁ、それは別として、我が家の近所はこの【アルカサル】の主人公であるスペイン王ドン・ペドロゆかりの地が多々あるので、機会さえあればその地を訪れて調査をしています。

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先日、数年ぶりにトルデシーヤスのサンタ・クララ修道院を訪れました。ここは今でのスペイン王室が所有権を保持しており王家遺産として管理されています。尼さんが住んでいるので教会の管轄だと誤解しやすいのですが、これはドン・ペドロが娘に修道院を創設するように許可した14世紀から条件は変わらず、使用許可だけで所有権は王家のものなのだそうです。すごいなぁと感心しました。写真は当初宮殿であった時からある入口の様子。このデザインがセビリアのアルカサルのモデルにもなっているそうです。この美しさはいつ見ても感動します。アンダルシアではないマドリードから200キロも北に上昇したドゥエロ川の岸辺に、こんなアラビックスタイルの宮殿があるなんて、スペインの歴史的豊かさのシンボル的建造物です。

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こういうスペインのキリスト教徒の間で花開いたアラビアンスタイルのことをムデハル様式といいますが、この宮殿はその中でも最も美しいもののひとつ。14世紀の状態で残っている部分が多々あることも驚きです。
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内部は撮影禁止の部分が多いのですが、ミニチュアアルハンブラのような美しいパティオも残っています。ドン・ペドロの時代はもっと数多くのパティオやサロンがあったはずですが、なにしろ修道院になってしまったので、アラビアンスタイルの優雅さはわずかしか残っていません。運よく漆喰で塗られてしまった部分がたくさんあり、最近の修復では宮殿だった頃の豪華なデコレーションがいくつも発見されているので、何年か毎に訪問すると新しい掘り出し物に巡り合えます。
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内部ではカルロス5世がトルデシーヤスに幽閉されていた母ホワナを訪れた時の展覧会が開催されており、ドン・ペドロからカルロス5世へテーマがズレてしまったのですが、ひとつ興味深い事を知りました。ホワナがベルギーに嫁ぎ、現地でオーダーメイドで作らせたタペストリーの数々は現在王室コレクションの中に属していますが、その中の数点が今回展示され由来を説明してもらえました。

ホワナは息子カルロスの訪問時、彼の部屋にお気に入りのタペストリー2枚を飾ったそうです。それをカルロスは大そう気に入ったそうで、結局タペストリーはカルロスに贈られます。私はここできっとタペストリーの価値が目当てでカルロスが手に入れたと思ったのですが、実はそうではなく、このタペストリー2枚はカルロスは隠居生活を送ったユステにある修道院の部屋に飾ったのだそうです。母ホアナに対してカルロスが愛情を表したエピソードを聞いたことがなかったので、この話にはジ~ンと来てしまいました。

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タペストリーの1枚。金糸と銀糸、シルクを使った傑作。写真はEl hilo de Ariadnaより。Foto es del blog "El hilo de Ariadna".


でも、これはガイドさんの説明で帰宅してから調べてみると、カルロスが初めてトルデシーヤスで母を訪問した際、すでにタペストリーで飾られた美しい部屋の記録は残っており、初訪問でこのタペストリーがカルロスの手に渡ることはなかったそうです。ホワナと暮らした年少の娘がポルトガルに嫁ぐ際、幾つかのタペストリーはポルトガルへ渡り、残り数枚がカルロスのものになり、彼はそれを妻イサベルに贈り、彼女の死と共に再びカルロスの手に戻ったそうです。記事には【取り戻した】というニュアンスで書かれていたので、ひと悶着あったのでしょう。その後、カルロスの死でこれらのタペストリーは競売に掛けられてしまうのですが、フェリペ2世が落札したという記録があり、おかげで王家のコレクションとして今でも残っているわけです。

きっともっと調べたらこの時期のスペイン王室メンバーのタペストリーへのこだわりや愛着は、もっと深く知ることが出来るでしょう。

つづく


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by angel-chiho | 2018-07-21 04:02 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
聖体祭 Corpus Christi
今週は聖体祭だったので、週末スペイン中でキリストの聖体を崇める祭りが開催されていました。マドリードではあまり実感のわかない祭りなのですが、トレドやカルモナなどこの祭りが重要な歴史ある町は多く、特に花で飾るカーペットの豪華な町は注目されます。今朝出かけようとしたらご近所の玄関の前が祭壇に変身していてビックリ。こんな風に昔から村の家々でも祭壇を設けて祝うのだそうです。

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バルコニーも綺麗に飾られている家が数軒ありました。
出掛ける途中だった私はご近所にご挨拶だけして出発。次の村も通りかかったところで面白い風景に遭遇です。

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お花とハーブのカーペットです。香りがお伝え出来ないのが残念なのですが、エニシダとフェンネルやラベンダーが使われており、植物の上を人が歩く旅に良い香りが全体に広がるのです。これは小さな村の様子ですが、かわいい女の子と御祖母ちゃんが一生懸命作ったようでした。

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こんな様子を見てしまうとこの村で寄り道をしないわけには行きません。早速、教会に向かい様子を伺いました。
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スペイン独特のアラビアンスタイル『ムデハル』様式の古い教会。あまりに立派なので感激です。600年も前に作られた煉瓦造りの建物が今でもこんな状態であることは感動もの。人々が大切にメンテナンスしてきたことがよく分かります。
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教会のエントランスにも花とハーブがセッティングされていました。シンプルですがパレードのための植物のカーペット。エニシダの香りが心地よく香っていました。聖体祭の長いミサが終わるとパレードが始まりました。
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こじんまりとしたパレードですが、昔からのスペインが垣間見られるとても良い機会でした。おまけに今年は寒さがなかなか去らないのでお花も美しくバリエーションも多いので、カスティーリャでは見ごたえのある飾りが色々見られました。ガリシア地方などではあじさいの開花が遅れており、予定外の花びら不足のようですが、それぞれの地域で魅力ある花のカーペットが愉しまれたようです。やっぱりスペインの伝統は素晴らしい事を体感した一日でした。




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by angel-chiho | 2018-06-04 07:56 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
由緒正しい町ワンバWAMBA

カスティーリャの複雑で奥深い歴史は、吸収し理解するのに時間が掛かります。6世紀からスペインを支配した西ゴート歴代の王たちと深い関わりのあるWAMBAの村へは、もう5,6回訪れていますがその度に新しい発見があり、玉ねぎの皮をむくように徐々に時間を遡っている気分になります。

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優秀なガイドさんが昔は修道院であった今は小さな教会の説明をしてくれました。前回は年老いた老神父だったのですが。9世紀頃の歴史を短時間で語るのは困難。スペイン王家と関係が深い騎士団の事を説明しながら上手く語ってくれました。他の訪問者が立ち去った後、気になるこの教会を飾る数々の柱頭について質問してみることにしました。

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柱頭は聖水を入れる器になっており、大型の立派な大理石のコリント式。ローマ時代のモノか西ゴート時代のモノかを知りたかったのですが、なんとこれはビザンチン王朝からのモノで、恐らく9世紀から10世紀頃にスペインに運ばれて来たものだそうです。昔の人は価値あるものを選ぶ審美眼を持っていたので、神聖な場には必ず優れたものを設置しています。王家と関係のある修道院となればなおさら素晴らしいモノがあるはず。コリント様式の柱頭といってもスタイルがあり、これは特にビザンチンで一定の時期だけ作られたものなので、出所が確定出来るそうです。

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このタイプのものはスペイン7個残っているそうで、そのうちの6個がカスティーリャのこのヴァイヤドリッド周辺にあり、残り一個がトレドにあるらしい。

カスティーリャの中心ヴァイヤドリッド周辺は、黄金の川と呼ばれるドゥエロ川が流れ、その周辺は古代ローマの時代からヴィラ(荘園の一種)があった豊かな地域。ローマ皇帝テオドシウスの生地もあまり遠くありません。ガイドとの話で勝手に想像を巡らせただけなのですが、当時、このような建造物に投資できる人々はわずか。間違いなく王家の誰かが集めたに違いないと私も思います。

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スペインのコカという町に生まれた皇帝テオドシウス1世の銅像。写真はCandido Lopez Sanz氏のものをWikipediaよりお借りしました。


そんな思いを巡らせながら、次の日San Roman de Hornijaという村を訪問。ここは今では最高の赤ワインを作る村として有名ですが、村の中心に残る教会は西ゴート時代を起源とする重要な建物であり、素晴らしい大理石の柱や柱頭が残っています。
数年前訪れた時、かなり西ゴートの建造物を残す部分の老朽化が進みどうなることかと心配だったのです。楽観的にそろそろ自治体の予算で修復が進んでいるだろうと思ったのですが、予想は全く外れ建物は崩れ、柱はまるで一本の枯れ木のようにずさんに倒れていました。

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通りかかった老人に聞いてみると、ある日建物は崩れ柱頭だけは村の人が保管しているそうです。100年くらい前のスペインを語る本を読むと、よくこういう話はあるのですが、21世紀の今まだこんな事が多発するスペインは、本当に文化財が多すぎて守り切れない国なのでしょうか。文化遺産は公共機関が守るものではなく、地元の人が守り続けるものだとなぜか強く感じてしまいました。



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by angel-chiho | 2017-08-05 04:10 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
カスティーリャで古い教会散策
美術鑑賞のための教会訪問をずっと続けていますが、マニアックになればなるほどマイナーな教会や修道院訪問になるので、それぞれのオープン時間を探すこと、また鍵番探しも旅の重要な一環となります。数年前までは夏休みに通常クローズしている教会が開放されていたのですが、ここ数年予算不足でそれがなく、わざわざ行っても見学出来ないところが増えています。

そんな中私なりの対策として土曜日午後が問題解決の日になっています。暑いので5時過ぎくらいに目的地に行って鍵番を探し、大体シエスタが終わったくらいに教会を見せてもらいます。また、土曜日だと家族訪問のために田舎も賑わっているので、結構教会も開いていることが多いのです。全然予想が外れて屋内が見られない時もありますが、昨日は上手く通常しっかり閉まっている教会を訪問出来ました。

ひとつめの訪問先は14世紀創立の修道院。残念ながら午後は見せてもらえませんでしたが、村人の話が爆笑でした。『尼さん意地が悪いから男なら入れてもらえるかもしれないけど、女と行ったら絶対無理だよ。』と言われたのです。案の定、扉を叩いても反応なし。こいう修道院は珍しいのですが、村人の言うとおり次回は午前中のミサの時間を狙うしかないようです。それにしても14世紀王女の一人が創設した修道院が良好なコンディションで、しかも超田舎で健在というのは、すごい事だと感心しました。

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Convento de Santa Clara
Villalobos Zamora

次に訪問したのは有名なサンティアゴ巡礼の町でもあるVillalpando。ここは20代に城壁跡を訪れたのですが、あまりにも町の保存状態が悪かったために怒りでムラムラしながら町を後にしたことを覚えています。ここはレオン王国とカスティーリャ王国の境界にある重要な町だったので、12世紀の教会が10存在します。今回は4つほど見学。その中のひとつSan Pedro教会は鍵番を探して観ることが出来ました。カスティーリャには無数のムデハル様式教会がありますが、このように修復前の教会に出会えることは最高です。どうしても現代の修復が施されると、この程度の教会は破壊されることの方が多く訪問しても悲しくなるだけなのです。

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Puerta de San Andres
Villalpando Zamora

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Iglesia de San Pedro
Villalpando Zamora

教会内部は16世紀17世紀と繰り返しのリフォームが施されていましたが、外観は中世の良さを強く残しており、まるでトレドを思わせる趣。カスティーリャの数多く残る13世紀ごろのキリスト像も2体美しいものが残っていました。

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鍵番のことは1830年代からあるという古い金物屋さんだったのですが、昔ユダヤ人がカスティーリャに多く存在した頃、この金物屋さんの建物はシナゴーグだったそうです。15世紀から16世紀にかけてユダヤ人はスペインから追放されていますから、その当時の事をまだ語り続けている人がいるのですね。偉大なことだと思います。

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この後、私が頼りにしている本によると幾つか訪問する価値のある教会があるというので、全く聞いたこともない小さな村を訪問。偶然、その中のひとつVillamayor de Camposでは、珍しい博物館に遭遇しました。古代から大きな建物は優れた天井で飾られていましたが、スペインには特にアラビア文化の影響もあり幾何学模様の天井木細工の偉大なものが残っています。カスティーリャの田舎には、近代化が至っていない歴史的建造物が多くあるので、芸術的な天井木細工が奇跡的に残っています。そんな天井細工の技術を伝える博物館で、とても勉強になりましたし、カスティーリャのメジャーな天井細工のある教会も全て教えてもらえたので本当に幸運でした。これでこの夏見るべき教会ルートが決まりました。

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*この博物館を訪問したい方は、必ず事前連絡をしてから訪れてください。夏以外はおそらく週末しか開いていないと思います。
Carpinteria de lo Blanco Villamayor de Campos

この博物館を後にして次の町では色々な友達から聞いていたレストランを訪問する予定だったのですが、町は夏祭りを祝っており2つの教会が開いていたので、食べることよりも美を優先。閉める10分程前に教会内を見せてもらえました。

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一級品と言えるような美術品はなかったのですが、伝統的なカスティーリャ王国の彫刻家のルネッサンス期の祭壇が大切に保管され、天井木細工も守られていました。他の教会の美術品もここにまとめて保管しているようなので、陳列状況は洗練されたものではありませんが、歴史の重みを感じる空間。スペインの本当の豊かさを感じます。

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アメリカ大陸発見以前のスペインの豊かさは、主に羊毛の貿易によるところがあります。どのくらいこの地域が豊かであったかは、今でも残るこのような文化財が物語ってくれますが、どれも中世な複雑な歴史を少し知らないと理解が困難です。

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Iglesia de Santa Maria del Rio
Castroverde de Campos Zamora

夏の間、土曜の夕方はこんな風に忘れ去られた小さい教会に残るスペインの宝を、出来る限り見て周るつもりです。


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by angel-chiho | 2016-08-08 07:05 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
カスティーリャ・ラ・マンチャの城壁の町パラスエロス
現在スペインでは昔のカスティーリャ王国の領土を色々な自治体に分けています。カスティーリャ地方はカスティーリャ・イ・レオンとカスティーリャ・ラ・マンチャに分かれており、ドン・キホーテでよく聞くラマンチャは、こちらのカスティーリャ・ラ・マンチャとなります。

30年近く前、この地域は宝の山のように感じられました。なぜかというととてもハイクオリティの文化財が多く、観光化されていないかったために、静かに昔の旅行記に出てくるようなスペインを楽しむことが出来たのです。
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美しい風景を楽しみながら新緑と花やハーブが生い茂るラ・マンチャの平原を、昔のことを思い出しながら満喫...

Palazuelosパラスエロスという要塞のような小さい町へ向かいました。

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町の入口にタイルの地図があり、2キロ以上の城壁が町を囲んでいる様子がわかります。30年前に訪れた時は、寒い時期で誰も町に居なくてゴーストタウンに見えたことを思い出しました。

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実に立派な門。ここを潜ると町に入ることが出来ますが、昔は扉があり時間になると扉は閉められ誰も入ることは出来なくなったのです。

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城壁内の町はかなり修復されていますが、私は城壁の様子に興味があったので外側を一周することに。

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美しい畑も城壁の周辺には広がっていました。こんな素晴らしい景色の畑は、まるで庭のようです。

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別の門からまた町の内部へ。

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石造りの古い噴水がしっかり機能していました。今でも動物が水のみ場として使っているようですし、町の人もわざわざ水を汲みに来ていました。

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この町の教会について何の記憶もなかったのですが、ロマネスク様式のエントランスを残す素朴な教会。不思議と癒されるような空気が漂っていました。

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昔は神父さんの家だったような建物は、お洒落にリフォームされ見惚れてしまうような趣でした。

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歩き続けるとまた美しい門があり、そこを出ると別の魅力的な景色が広がります。

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どこを切り抜いても絵になる美しさに圧倒されました。

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この旅は野原に咲くハーブや花を見るためのものだったのですが、特にこの城壁の周りに咲く花々は最高でした。初夏を感じさせるヨーロッパらしい風景ばかりで、お花のおかげで胸が一杯になりました。

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要塞は極めて男性的なものですが、こんな風にお花のシーズンに訪問すると、野性的なものと可憐なものが一緒になり奥深い美しさが溢れています。言葉にならない快感です。


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by angel-chiho | 2016-05-27 06:36 | Castilla カスティーリャ | Comments(2)
サラマンカの応援したいレストラン En la Parra
先日、サラマンカのオープンしたばかりのレストラン”En la Parra”へ行ってきました。若いご夫婦が二人で運営しているとても良いレストランで、一気に応援したくなりました。サラマンカというと大学の町なので、どうしても学生向きの店舗が多く、私は好んで食べに行く町ではなかったのです。今回もどうしても旅の途中、サラマンカで食事をせねばならず焦って探したところ、運よくこのレストランの情報を入手。ちょっと不安だったのですが行ってみて本当に満足です。

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サラマンカは最高級の生ハムの産地。まずは生ハムのスティックから始まりましたが、どんぐり豚のとても上質な生ハムが登場。いい感じで始まりました。

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これは子羊ののど部分をソテーした料理。とても柔らかく美味しい部位なのですが、伝統的なスタイルとは違い軽くて量もぴったりでした。

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今回のメニューはキノコを重視したメニュー。特にポルチーニなどはどんな風に登場するのか楽しみだったのですが、こんなカルパッチョでアジア風の麺と食べる料理でした。パスタというよりも麺という表現があう仕上がりで、ソースにはヘイゼルナッツが使われていて最高に美味。これだけまた食べに行きたいくらい。

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ここまで飲んだワインは、お気に入りのBierzoのオーガニックワイン。

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ここからはやはり大好きな赤ワイン、エクストレマドゥーラのオーガニック Habla del silencio.

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名前は忘れてしまいましたが、キノコのリゾット。日本からの友人は大満足してました。

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魚はスズキ。とても良い焼き上がりで皮までしっかり食べられました。フロールデサルもちょうど適量。

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プルマという部位のどんぐり豚。ミディアムくらいの焼き具合にしていただきましたが、主人は勿論レア。ほとんどのスペイン人がレアで食べると思います。柔らかくて脂ののりも適度な最高な部位です。皆様、大感激。美味しいどんぐり豚を食べていただき、私も大満足。

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モヒート味のデザート。

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チョコレートケーキも食感が独特で甘さも控えめ、好みの味。益々、このレストランが気に入ってしまいました。

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最後のお茶菓子も遊び心が感じられ美味。

女性の料理だなぁ~とつくづく思いました。全体にやさしい柔らかさがあり、また食べたいなぁ~と感じさせてくれるとても楽しい食事でした。これでサラマンカに食事に行く理由が出来て、仕事でポルトガルへ行く途中に立ち寄るところが増えました。

ロケーションも素晴らしいルネッサンスのサン・エステバン教会の前。窓から見える風景も心を満足させてくれます。

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また近々行って新しいメニューを楽しんできます。今月は子羊料理になっているようです。


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by angel-chiho | 2015-12-03 09:47 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
Toroの葡萄収穫祭

田舎で開催される祭りの中でも特に好きな祭りがこの葡萄収穫祭。毎年楽しみにしているのですが、なかなか時間が合わなくて何年も見物できずにおりました。

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Toroの赤ワインはコロンブスが南米への航海でも使ったワインとして有名ですが、リベラ・デル・ドゥエロのワインが大人気になった後、Toroのワインも見直され、今では超高級な優れたワインも生む産地となりました。

人々は昔からの誇りを持ってワイン作りをしており、この祭りに参加する人たちは、誰もが自分のワイナリーを小さくでも持っているようです。

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民族衣装を着た子供たちも、この馬車に乗ってのパレードを楽しみにしており、その興奮ぶりがよくわかります。馬車は、その年の葡萄の豊作を感謝するために、葡萄でびっしりと飾られます。この時ロバなどの昔からの飾りをみるのも興味深いもので、昔は動物を飾って周囲の人たちに自慢していたことがよくわかります。

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途中、パレードに参加していた民族音楽グループの友人にも、久しぶりに会いました。フォークロアをメインとして演奏活動をする二人ですが、本当にお祭りなど演奏をしている時が楽しそうです。

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そして、こちらが民族衣装を着た女性群。
この地域は特に「お金持ちの未亡人」と命名されているスタイルの衣装が有名ですが、本当に豊かさを感じられる衣装で、素晴らしい刺繍が見られます。

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こちらのグループも超かわいくて見とれてしまいました。

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来年こそは闘牛もこのお祭り週間にみられるよう、今からスケジュールを調整したいくらいです。

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by angel-chiho | 2014-10-25 16:18 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
麦畑と渡り鳥
小麦の収穫もあっという間に終わりを迎え、カスティーリャ地方の風景はますます麦の海原と化しておりますが、黄昏の頃、この海原を歩くことは大変な快感であることを実感しながら、この夏は過ごしております。

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フランスの印象派が好んで黄金の小麦畑の風景を描いたことは、ヨーロッパの広い大地に広がる麦畑を見れば誰もが納得できる事ですが、私は体感することも必要だということを、この夏から思うようになりました。
麦わらは一見チクチク刺さるような感じですが、まるで積み木のように畑に散らばる麦わらの塊の上に座ると、日干し煉瓦が生むような独特の温度が麦わらにはあることを発見。座らないと体感出来ないのですが、この上なく居心地の良い温度を発しているのです。これは夕刻の話ですが、多分空気の流れが麦わらに独特の温度を与えているのです。

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麦わらの塊に座ったり、寝そべったりする映画の風景を見ては、ノミのような虫がいないのだろうかとか、刺さって痒くならないのだろうかと懸念したものですが、全くそんな心配は必要なく、逆に快感であることを発見し、小説や映画の光景が極めて自然なものであり、絶好の場であることがわかりました。

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そんな時、遠くに大きな鳥の姿が2羽、悠々と歩いている様子が目に止まりました。パートナーも同時に気付き、お互いに『Avutardaアブタルダ...』 と、呟いてしまいました。日本語では野雁(ノガン)と呼ばれているようですが、北海道の一地域ぐらいにしか存在しない渡り鳥のようなので、日本ではめったに見られない野鳥だと思います。スペイン繁殖する鳥で、昔はハンティングでも珍重されていた美味しい鳥なのですが、現在ではしっかり保護されています。この鳥の狩猟を義兄は楽しんだようで、経験話を聞かせてもらいました。120キロくらい重量のある大きな雄が空から地面に落ちる時の音はものすごいらしく、話を聞くだけでも楽しくなったものです。すごいインパクトなのでしょう。羽を広げると2メートル以上ある大きな雄も居るそうです。写真でも見せてもらったことがありますが、七面鳥の5,6倍の大きさの鳥が、空を飛んでいると想像してみてください。

数年前に20羽くらいの群れを麦畑で目撃したのがはじめてこの鳥を見た時ですが、その後群れが飛んでいる様子も見て、そのあまりの美しさに目を見張ったものです。日本ではあまり渡り鳥の存在に気づきませんが、こんな風に自然が豊かな地域にいると、鳥の存在も価値も違うものになるのですね。


昨日は2羽だけがゆっくりと畑の中を歩いていたので、多分500mくらい遠くに居たのだと思いますが、音をさせずにゆっくりと麦わらの塊に隠れるようにして接近してみました。200mくらいは接近できたと思います。そこから撮った写真がこちら。手前が雄でもう一方が雌です。この後、すぐに雄が羽ばたいてしまいましたが、美しい羽の様子がしっかりと見えました。

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今日も、もしかしたらアブタルダに遭遇できるかと思いながら、夕刻の散歩に出かけましたが、本日はうずらのファミリーにしか遭遇できませんでした。これからはカメラだけでなく、双眼鏡も持参で散歩に出ることになりそうです。美しい野鳥の魅力にすっかり虜になって夏を過ごしております。


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by angel-chiho | 2014-08-01 05:54 | Castilla カスティーリャ | Comments(0)
Restaurante La Botica
カスティーリャ・イ・レオン地方で料理といえばローストが代表的なのですが、最近地元の肉以外の食材を重視して活動しているステキな若いシェフ,Miguel Angel de la Cruzに注目しています。お父さんは伝統的なローストを作りながら、息子さんは特に松の実をふんだんに使った創作料理を、カスティーリャのチャーミングな田舎町で提供しています。京都の大切な友人と行って来ました。ミシュランのスターシェフでもあります。

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ちょうど日本から帰ってきたばかりの彼。楽しそうに日本のことを話してくれました。ちょうど京都からの友人と彼の料理をわざわざカスティーリャの田舎まで食べに行ってくれたことを、本当に喜んでくれました。

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まずは、白ワインで有名なルエダで醸造されているアモンティーヤード風のワインから。個人的にルエダの白はあまり好みでないので、この新しいシェリータイプのワインがとても気に入りました。白ワインは、Somontanoを頼んだのですが、Somontanoの軽い甘さが料理にピッタリでした。

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美しい彩りの前菜。うずらのエスカベッシュが、独特の玉ねぎの酢漬けなど、カスティーリャの伝統料理なのですが、モダンなプレゼンテーションと洗練された味付け。ハーブの使い方も抜群でした。

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私はこのピンクの彩りの料理が出ると元気が出るのですが、皆さんそんなことありませんか。
トマトの赤もいいのですが、気分のトーンが上がるのは紫系のピンクだと思うのですが...

この前菜を食べるために飲みに行きたいレストランです。











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こちらはカスティーリャ産のマスのマリネ。
ソースにはキノコが使ってあったはず...よく憶えていません(すみません)
ここまで洗練されている味の料理は、絶対に自宅では作れないので、まったく使われている材料を覚えておりません。


野菜も不明


アイスは松の実を使った絶品のアイス。
まさかマスのマリネにアイスがこんなに合うとは思いませんでした。


今回のメニューの中で一番美味しかった一品のひとつ。









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カスティーリャ産のホワイトアスパラ。勿論、最高に美味。フェンネルなどのハーブの使い方が素晴らしい。
青い✿はボリジ。夢のような味わい♡










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本当はこのお料理の前にベビーグリーンピースの一品があったのですが、なぜか写真が見つかりません。京都の友人はそれが一番気に入っていました。  
こちらの一品は、カイヨスというトリッパ料理の味付けで作っているなんとキノコの料理。このキノコ、ゼラチン系の食感で味は特にないのですが、楽しい一品でした。


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こちらはブラッドソーセージを使ったカップ料理。
モルシーリャ好きには、ちょっと物足りないかも...私はブルゴスのお米入りのモルシーリャが大好きなので、このパフェ風のモルシーリャは、話の種に食べるのならOkですが、伝統的な調理法の方が好みです。


若いシェフなので、こんな冒険があるのもアミューズとしてはいいかも。

















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カスティーリャを代表する豆料理。
伝統的な調理法だと、かなりヘビーな料理ですが、ここでは軽くて美味しい!
キノコもカスティーリャ地方の珍しいものが入っていました。


スペインで最も高評価されているガルバンソーは、カスティーリャ産のものですので、是非一度カスティーリャで豆料理は食べるべきだと思います。夏は暑いので苦しいかもしれませんが、ここの豆なら大丈夫かも。















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肉はこの子牛の肉だけ。
上品なフォンドボーと時間を掛けて火を通した肉の食感は最高でした。


ここでも葉っぱの使い方がお洒落。
よく憶えていませんが、とても葉っぱの香りが肉にマッチしていました。





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シェフ自慢のデザートは、松の実を色々な成長段階で使っている松の実アイス。

グリーンの方は、松の実がグリーンの状態の時のものを使っています。ここでは、松の実をその場で松ぼっくりからすりおろしてくれるのですが、このグリーンのものの、松やに風味と苦さは最高です。苦いモノに目がない私には理想的な香りと味。

この青い松の実の風味は、超オススメです。









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食後のアミューズも良かったです。

ここでも松の実が登場。

焼き菓子もカスティーリャの伝統焼き菓子をアレンジしたもので、ラードが入っているかもしれませんが、軽い心地よい甘さのお菓子でした。しっかりみんなで完食しました。


7月に再度行こうと思うのですが、その時メニューが新しくなっていなかったら、お父さんの伝統ローストにしょうかと思っています。また言ったらリポートします。







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by angel-chiho | 2014-06-09 07:15 | Castilla カスティーリャ | Comments(2)





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