Top
<   2018年 11月 ( 3 )   > この月の画像一覧
アーリーハーベストとは。
私が選んでいるアーリーハーベストについて少しお知らせします。毎年日本向けに空輸しネットやショップで販売しているアーリーハーベストという早摘みオリーブオイルがありますが、これ実は特注で作ってもらっており、一般的にオリーブオイルと言えるものではない状態のものを特別瓶詰しています。

c0213220_20055025.jpg
              アーリーハーベストにはピクアルという品種が使われています。

どういう事かというと、仕事上搾りたてのオリーブオイルを飲むチャンスに私は恵まれているので、どうしてもこの搾りたての濃厚でグリーンなジュースを日本の方にも楽しんでもらいたかったのです。そこで8年ほど前から色々な会社にお願いしてジュースのオイルになる前の状態のものを瓶詰してもらっています。プレミアムオイルの世界は日々変化しているので、その進化に合わせて私もグレードアップしたアーリーハーベストをお届け出来るようにしたいのです。

c0213220_20090662.jpg
            この木から収穫されたオリーブ果実がアーリーハーベストには入っています。

今年は世界一のオリーブ生産地であるハエンのMONVA社を選びました。この会社の活動の素晴らしさは何度か記事にしていますが、野生のオリーブを収穫してオイルにしたり、誰もやらない事にチャレンジしているところにあります。感銘を受けてからもう10年くらいお付き合いを個人的にしてきました。とても文化レベルの高いファミリーです。こういう特殊なものの制作は簡単に受けてはもらえないので、今まで何とか作ってもらって来ましたが、オリーブに対する想い込みが深ければ深いほど共鳴を受けられる部分が多いメーカーとコラボしたいと思うようになり、今年はMONVAにオーダーをするに至りました。

c0213220_20163487.jpg
                  一流メーカーには一流の圧搾設備が整っています。

オーダーしたのはいいのですが、今年は雨が多く気候も変だったので収穫が遅れに遅れ、やっとのことでアーリーハーベストの収穫になったと思っていました。ところが直接農園に行ってみると11月の2週目であるにも関わらず、圧搾所は静まり返っており人もあまり農園で見かけません。なんと本格的な収穫はまだ出来ないというのです。私がオーダーしたオイルだけ農園内で一番早く良いコンディションで成熟する地域のものを選んで、どのオイルよりも先に圧搾してくれました。ここを選んで間違っていなかったことを確信しましたが、予想した約束の日程に搾れなくて彼らもハラハラしていたようですが、こんな風に対応していただき本当に嬉しいの一言です。

c0213220_20240873.jpg
完成したオイルは上品としか言いようのない出来栄えです。オイルの勉強をした12年程前は、ピクアルと言えばパンチの強い辛いオイルのイメージで誰もが品の良いオイルは想像していませんでしたが、プレミアムオイルの世界も進歩し今では驚くほどマイルドでバランスのとれたピクアルが出来るようになっています。
c0213220_20284378.jpg
オリーブオイルの世界でオイルの色の評価はしませんが、ビジュアル的にこのエメラルドグリーンのオイルを見ると誰もが惹かれることは間違いありません。ピクアルが生むエメラルドグリーンの美しさは抜群なので、あえて今年のアーリーハーベストは透明の瓶に詰めました。ハイクオリティのオイルを透明の瓶に入れるなんてもっての外と思われる方もいるかもしれませんが、自信満々なメーカーの意見とオイルの成分的な抗酸化物質の高さも見て、あえてこのようなスタイルにしようという事になりました。

c0213220_20304431.jpg
                完成したアーリーハーベストは『ヴァイエ・マヒナ』として販売。

c0213220_20344422.jpg
アンダルシアのエメラルドグリーンの宝石のようなピクアルが生むオリーブオイル。もう少しで日本に到着です。

c0213220_20361876.jpg
最後にこちらが今年のアーリーハーベストを実現させてくれたオーナーファミリーのルイス・モンタベス氏。長年彼からは多くのオリーブオイルやオリーブ農園の事を教えてもらっています。これからもコラボを続けたい私にとって大切なオリーブビジネスパートナーのひとり。とっても頼りになる男性です。こういう人達の人間性とアンダルシアのテロワールが生む、素晴らしいアーリーハーベストを今年はお届け出来ることが何より嬉しいです。


c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2018-11-14 23:03 | Olive オリーブについて | Comments(0)
代々木上原にあるレストランsioでの『プレミアムなポルトガルを愉しむ一夜』
10月は連日イベントを開催させていただきました。
フードペアリングイベントを東京の代々木上原で個性的な鳥羽シェフと実施。とても楽しい一夜となりました。ワインはポルトガル産CARMのもので統一。オリーブオイルもCARMの上質なエクストラヴァージンを満喫していただきました。
c0213220_04111705.jpg
まずは爽やかな白ワイン。コデガ・デ・ラリニョという日本ではまず聞く事のないポルトガル、ドウロ上流の品種。酸味もしっかりとあり食欲がわきます。

c0213220_04084637.jpg
オリーブオイルを添えた茶碗蒸し風のムースのようなお料理。繊細な滑らかさでした。

c0213220_04140195.jpg
こちらはラムレーズン風味のフォアグラ。蕎麦も使っているそうで芽が飾られていました。まるでガナーシュ。
c0213220_04164298.jpg
次に登場したのはCARMのレセルバ・ホワイト。私のお気に入り白ワインですが、3種類のぶどう品種がブレンドされており心地よいフルーティーさ。

c0213220_04080217.jpg
馬肉とビーツそしてラフランスのコンビ。
c0213220_04211589.jpg
モンサンミッシェルのムール貝とそば粉のクレープ。クレープには根セロリのペーストが入っていました。ソースはコーンの風味を感じるクリーミーなもの。CARMの白がピッタリでした。
c0213220_04252822.jpg
低温調理の鰆。味噌のソースにはフロール・デル・ヘニルというペドロ・ヒメネス種から作られたオールドヴィネガー入り。超美味。

c0213220_04273034.jpg
ガザレッチャのアラビアータ。このパスタは鳥羽シェフ好みのシンプルなもの。期待していたのですが、パスタにうるさい私にとってはあと一歩という感じ...

c0213220_04192151.jpg
赤ワインはレセルバ。これもどんどん飲めてしまう旨さの赤ワイン。メインディッシュはピジョンかビーフだったのですが、どちらにもマッチしてました。

c0213220_04313268.jpg
今回のペアリングで大当たりだったのがこちらのピジョン。大絶賛している人が何人もおりました。私も一口いただきましたが、日本で食べたピジョンの中で一番の美味しさでした。

c0213220_04324841.jpg
こちらが天草牛。最高の焼き加減。60度で焼き上げた後に炭火で香りづけ。ベースにあるマスタードの美味しさは感動的でした。赤ワインが益々美味しくなるようなお料理でした。

c0213220_04334665.jpg
パルミジャーノとトリュフのリゾット。もう少しトリュフが欲しかったのですが美味しかったです。
c0213220_04362183.jpg
2本目の赤はマリアデルルデス。丁寧に作られた最高の赤ワイン。パーカーポイント94点というフレンチオークで作られるCARMの一級品。

一番最後の赤は亜硫酸フリーの自然派ワイン。信じられないようなフレッシュさを持つ赤ワイン。これが何年も持続できるパワーを持っているところがこのワインのすごいところなのですが、4,5年後に試してみたい一本です。CARMオーナーのフィリペがしっかりとデカンテーションをしてくれました。このワインは眠りから覚ましてあげる必要があるので、デカンテーションが必須なのです。これによって生きがえるようにワインが開きます。ところで、美しいデカンテーションをしてくれる人が傍にいるといいですね。

c0213220_04462590.jpg

c0213220_04421150.jpg
カキとキャロットラペとマスカルポーネの不思議なデザート。意外性が美味しかった。

c0213220_04443167.jpg
ブリアサヴァランのアイスクリーム。フロールデサルとオリーブオイルも使ってあります。幸せになる美味しさのデザート。

c0213220_04493809.jpg
最高のお料理でCARMのワインを楽しんでいただきたかったので、今回はこじんまりとした会を開催しました。みなさま喜んでいただけたように思います。来春再び開催したいと思っておりますので、今回参加出来なかった方、是非次回ご参加ください。よりパワーアップしてイベリア半島を流れるドウロ川のワインやオリーブオイルの魅力をお伝えしたいと思います。

c0213220_04523979.jpg
鳥羽シェフどうも有難うございました。とっても楽しく繊細なお料理でした。シェフの性格がわかるようなお料理、素敵だと思います。

c0213220_04585083.jpg
そして、今回の会を実現するにはなくてはならない存在だった従妹のRちゃん、心から感謝しております。彼女のサポートのおかげで開催できました。また次回もよろしくお願いしま~す。
c0213220_05010226.jpg
今回のレストラン sioはこちらからどうぞ。
http://sio-yoyogiuehara.com/


c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2018-11-10 05:03 | Olive オリーブについて | Comments(0)
フォーシーズンズホテル京都での美食のマリアージュ

10月日本での滞在はあっという間に終了。素晴らしいパートナーたちに恵まれ、また新しい一歩を踏み出すことが出来ました。思い出深いのは10月21日に開催したフォーシーズンズホテル京都での美食のマリアージュイベント。2年振りでCARMオーナーをお招きしてオリーブオイルだけでなく、今回はワインも一緒にペアリングランチを催しました。


c0213220_07253498.jpg
このイベント急きょ開催することにしたので、An's Tableの森澄子さんもさぞ大忙しだったことと思いますが、完璧なオーガナイズで前回よりもパワーアップした会になりました。ワインはギリギリまで到着せず、私も応急処置を考えておいたのですが、奇跡的に会の数分前に到着し、勝手ですがこの新しいステップは方向性を間違っていないと確信しました。

c0213220_07284087.jpg
c0213220_07291960.jpg
春、フォーシーズンズを訪問した時から次はこの空間でのイベントを開催することが目標でしたが、6か月で叶えられるとは思いませんでした。これも偉大なパートナーを日本とポルトガルに持っているからこそ出来たことだと思います。

c0213220_07342327.jpg
大変お世話になった井料シェフ。CARMのオリーブオイルを完璧なかたちでお料理と組み合わせ、最高のタイミングでワインもサーブしていただきました。それぞれのお料理の説明も詳しくしてくれただけでなく、それぞれのテーブルを周り質問にも答えて下さっていました。
c0213220_07400381.jpg
ワインについてはCARMオーナーが会社の歴史を含め、ポルトガルの自生ブドウ品種を使っていることなど説明してくれたのですが、どんな風にポルトガルワインの魅力を皆様にシンプルに伝えられるかは、実は前夜ずっと考えており眠る事も出来ませんでした。そのくらい私にとっては思い込みが深いものなのです。

オーナーのフィリペが『ワインはポエジー的な側面がある』と語ってくれたのですが、彼ともポルトガルワインの特徴について直前まで話していました。私の考えではキイポイントは『ポルトガルの風』。日本にある『風味』という言葉がピッタリだと思っているのですが、古代からポルトガルには『セフィロ』とか『ゼフィー』と呼ばれる特別なそよ風が存在します。不思議なパワーを持つ風で、この風でルシタニア(ポルトガルのこと)の馬は身ごもるともいわれています。ポルトガルの美しい馬の秘密はこの風であるように、ワインの特徴もこの風が大きく関わっていると私は信じています。

そんな思いを巡らせながら飲んでほしいのが、CARMの世界遺産区域で生まれるワインとオリーブオイルなのです。

次回のイベントは来春。もっと深くオリーブオイルとワインを知っていただけるように、次はもう準備を開始しました。また、皆様是非ご参加ください。パワーアップしたより楽しい会を予定しております。ご参加誠に有難うございました。

c0213220_07564961.jpg

c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
[PR]
by angel-chiho | 2018-11-05 07:59 | Olive オリーブについて | Comments(0)





このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます
copyright(c)2009 angel-chiho All rights reserved