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代々木上原にあるレストランsioでの『プレミアムなポルトガルを愉しむ一夜』
10月は連日イベントを開催させていただきました。
フードペアリングイベントを東京の代々木上原で個性的な鳥羽シェフと実施。とても楽しい一夜となりました。ワインはポルトガル産CARMのもので統一。オリーブオイルもCARMの上質なエクストラヴァージンを満喫していただきました。
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まずは爽やかな白ワイン。コデガ・デ・ラリニョという日本ではまず聞く事のないポルトガル、ドウロ上流の品種。酸味もしっかりとあり食欲がわきます。

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オリーブオイルを添えた茶碗蒸し風のムースのようなお料理。繊細な滑らかさでした。

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こちらはラムレーズン風味のフォアグラ。蕎麦も使っているそうで芽が飾られていました。まるでガナーシュ。
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次に登場したのはCARMのレセルバ・ホワイト。私のお気に入り白ワインですが、3種類のぶどう品種がブレンドされており心地よいフルーティーさ。

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馬肉とビーツそしてラフランスのコンビ。
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モンサンミッシェルのムール貝とそば粉のクレープ。クレープには根セロリのペーストが入っていました。ソースはコーンの風味を感じるクリーミーなもの。CARMの白がピッタリでした。
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低温調理の鰆。味噌のソースにはフロール・デル・ヘニルというペドロ・ヒメネス種から作られたオールドヴィネガー入り。超美味。

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ガザレッチャのアラビアータ。このパスタは鳥羽シェフ好みのシンプルなもの。期待していたのですが、パスタにうるさい私にとってはあと一歩という感じ...

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赤ワインはレセルバ。これもどんどん飲めてしまう旨さの赤ワイン。メインディッシュはピジョンかビーフだったのですが、どちらにもマッチしてました。

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今回のペアリングで大当たりだったのがこちらのピジョン。大絶賛している人が何人もおりました。私も一口いただきましたが、日本で食べたピジョンの中で一番の美味しさでした。

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こちらが天草牛。最高の焼き加減。60度で焼き上げた後に炭火で香りづけ。ベースにあるマスタードの美味しさは感動的でした。赤ワインが益々美味しくなるようなお料理でした。

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パルミジャーノとトリュフのリゾット。もう少しトリュフが欲しかったのですが美味しかったです。
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2本目の赤はマリアデルルデス。丁寧に作られた最高の赤ワイン。パーカーポイント94点というフレンチオークで作られるCARMの一級品。

一番最後の赤は亜硫酸フリーの自然派ワイン。信じられないようなフレッシュさを持つ赤ワイン。これが何年も持続できるパワーを持っているところがこのワインのすごいところなのですが、4,5年後に試してみたい一本です。CARMオーナーのフィリペがしっかりとデカンテーションをしてくれました。このワインは眠りから覚ましてあげる必要があるので、デカンテーションが必須なのです。これによって生きがえるようにワインが開きます。ところで、美しいデカンテーションをしてくれる人が傍にいるといいですね。

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カキとキャロットラペとマスカルポーネの不思議なデザート。意外性が美味しかった。

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ブリアサヴァランのアイスクリーム。フロールデサルとオリーブオイルも使ってあります。幸せになる美味しさのデザート。

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最高のお料理でCARMのワインを楽しんでいただきたかったので、今回はこじんまりとした会を開催しました。みなさま喜んでいただけたように思います。来春再び開催したいと思っておりますので、今回参加出来なかった方、是非次回ご参加ください。よりパワーアップしてイベリア半島を流れるドウロ川のワインやオリーブオイルの魅力をお伝えしたいと思います。

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鳥羽シェフどうも有難うございました。とっても楽しく繊細なお料理でした。シェフの性格がわかるようなお料理、素敵だと思います。

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そして、今回の会を実現するにはなくてはならない存在だった従妹のRちゃん、心から感謝しております。彼女のサポートのおかげで開催できました。また次回もよろしくお願いしま~す。
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今回のレストラン sioはこちらからどうぞ。
http://sio-yoyogiuehara.com/


代々木上原にあるレストランsioでの『プレミアムなポルトガルを愉しむ一夜』_c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
# by angel-chiho | 2018-11-10 05:03 | Olive オリーブについて
フォーシーズンズホテル京都での美食のマリアージュ

10月日本での滞在はあっという間に終了。素晴らしいパートナーたちに恵まれ、また新しい一歩を踏み出すことが出来ました。思い出深いのは10月21日に開催したフォーシーズンズホテル京都での美食のマリアージュイベント。2年振りでCARMオーナーをお招きしてオリーブオイルだけでなく、今回はワインも一緒にペアリングランチを催しました。


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このイベント急きょ開催することにしたので、An's Tableの森澄子さんもさぞ大忙しだったことと思いますが、完璧なオーガナイズで前回よりもパワーアップした会になりました。ワインはギリギリまで到着せず、私も応急処置を考えておいたのですが、奇跡的に会の数分前に到着し、勝手ですがこの新しいステップは方向性を間違っていないと確信しました。

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春、フォーシーズンズを訪問した時から次はこの空間でのイベントを開催することが目標でしたが、6か月で叶えられるとは思いませんでした。これも偉大なパートナーを日本とポルトガルに持っているからこそ出来たことだと思います。

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大変お世話になった井料シェフ。CARMのオリーブオイルを完璧なかたちでお料理と組み合わせ、最高のタイミングでワインもサーブしていただきました。それぞれのお料理の説明も詳しくしてくれただけでなく、それぞれのテーブルを周り質問にも答えて下さっていました。
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ワインについてはCARMオーナーが会社の歴史を含め、ポルトガルの自生ブドウ品種を使っていることなど説明してくれたのですが、どんな風にポルトガルワインの魅力を皆様にシンプルに伝えられるかは、実は前夜ずっと考えており眠る事も出来ませんでした。そのくらい私にとっては思い込みが深いものなのです。


オーナーのフィリペが『ワインはポエジー的な側面がある』と語ってくれたのですが、彼ともポルトガルワインの特徴について直前まで話していました。私の考えではキイポイントは『ポルトガルの風』。日本にある『風味』という言葉がピッタリだと思っているのですが、古代からポルトガルには『セフィロ』とか『ゼフィー』と呼ばれる特別なそよ風が存在します。不思議なパワーを持つ風で、この風でルシタニア(ポルトガルのこと)の馬は身ごもるともいわれています。ポルトガルの美しい馬の秘密はこの風であるように、ワインの特徴もこの風が大きく関わっていると私は信じています。

そんな思いを巡らせながら飲んでほしいのが、CARMの世界遺産区域で生まれるワインとオリーブオイルなのです。

次回のイベントは来春。もっと深くオリーブオイルとワインを知っていただけるように、次はもう準備を開始しました。また、皆様是非ご参加ください。パワーアップしたより楽しい会を予定しております。ご参加誠に有難うございました。

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フォーシーズンズホテル京都での美食のマリアージュ_c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
# by angel-chiho | 2018-11-05 07:59 | Olive オリーブについて
ラトリエブロカントでの美しいアンティークに囲まれたテイスティング会
ノルマンディーから素晴らしいアンティークを日本にご紹介しているトニーさんご夫妻のアンティークショップで、オリーブオイルとアンティークの美味しくて美しいコラボを実施させていただきました。本当に心地の良い空間でトニーさんご夫妻のサポートのもと、思い出に残るイベントが開催出来ました。写真をたくさん載せたので見てくださいませ。

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スペインやポルトガルで丁寧に作らているオリーブオイルやグルメな食材は、やはり同様に昔の人が手間をかけて長い間使えるように制作した器や家具と共にご紹介するのが、理想的なのだと深く感じる一日でした。参加者の皆様、美しいものがお好きな方ばかりだったので、特別な説明をすることなくオイルの世界を理解していただけたように思います。

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こんな風にお食事の中でもオイルをテイスティングするだけでなくペアリングをして楽しんでいただきました。こちらのスープはオーナー、トニーさんのお手製スープ。数種類の野菜を塩味控えめで調理しポタージュにしたもの。彼のおばあさんが塩分をすごく気にしていたそうで、野菜の旨みをギュッと凝縮したような見るだけでも嬉しくなるようなスープ。こういう愛情を感じられるものは微笑ましいです。

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今回の参加者の方は本当にラッキー。パワジオ倶楽部スタッフ茂木さんお手製の新漬けオリーブもおつまみとして登場。今しか味わえないオリーブの旨さを体感していただけました。

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最近私が取り込んでいるのがアロエ。オリーブと同じように荒地に育つアロエ、ものすごいパワーフードです。フレッシュなものがあったのでスライスにして、少し湯がいてオリーブ漬け。ヴィネガーとはちみつなどと混ぜても美味しいです。
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手前はパプリカロースト。メインにはネギと洋梨、ブルーチーズのキィッシュ。これはフランスのアンティークの器と組み合わせるには欠かせないと思って作りました。近い内にレシピはご紹介します。

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パーティー席で欠かせないスペインオムレツ『トルティーリ』には、マヨネーズをかけて食べていただきました。しっかりマヨネーズの作り方、オイルの選び方なども伝授したので、本格的な美味しい地中海生まれのマヨネーズがもう少し日本で広まったかな?!

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ヘルシーなひよこ豆のフムス。ピメントンとオリーブオイルをたっぷりかけていただきます。

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大人気のスペイン製乾パン。皆さんこれが買いたいとのこと。やっぱり輸入したいなと思う一品。これもグリシー二とは違い美味しいスペインの伝統味。美味しいのを見つけるのがなかなか難しいのです。
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オレンジの定番サラダはみかんで作りました。
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セッティング最中の様子。このお店アンティークが素敵なだけでなくオーナーのトニーさんもれいこさんも魅力的ですし、スタッフの方も可愛らしくて繊細で素晴らしいのです。ヨーロッパで簡単にアンティークに巡り合える私でも超楽しめるお店です。そんなお店が前橋にあることは夢の夢のようです。是非アンティーク好きの皆さんは足を運んでみてください。満足していただけると思います。
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今日使わせていただいた器。19世紀後半のフランスのものが多いそうです。美味しいものは是非美しいものと組み合わせてお楽しみください。
ショップサイト:https://latelierbrocante.com/


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# by angel-chiho | 2018-10-11 23:29 | Powerdio パワジオ倶楽部
8月のポルトガルのオーガニックCARM農園
8月もあっという間に過ぎ去り9月。今年の8月は目の回るような忙しさだったのですが、とても充実した1か月でした。最後に行ったポルトガルの農園について今日はアップします。考えてみるとこの農園とも15年近いお付き合いになりますが、8月に訪れたのは初めて。違う光を楽しみました。

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CARMのオーガニック農園はいつ訪れても魅力がありますが、8月のキラキラの日差しの中収穫寸前のワイナリーを見るのは豊穣を感じる爽やかさ。今回はランドローバーでサファリはしない快適な農園巡り。ハゲワシも気持ちよさそうに天空を舞っていました。

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ぶどうもオリーブも雨のおかげでしっかりと実っていましたが、どちらも収穫して搾ってみないとどんな味かはわかりません。今からどんなアロマを放ってくれるのか想像を巡らせてしまいますが、きっとこの景色どおりのグリーンさを感じさせてくれるものになるのではないでしょうか。

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この建物は農園内に残る昔のワインのための醸造所。よくテレビなどでも放映される伝統的なポルトガルの醸造方法を復元するには最高の場所です。いつか私もこの足踏みのワイン造りに参加したいと思っていますが、ここはまずは修復が必要。きっといつか修復してくれると思います。現在はコウモリ屋敷になっていますが...

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こんな大きな花崗岩のプールのようなものが2つあり、ここにブドウが運ばれてきて足踏みで潰されワインに加工されていったのです。素晴らしい設備で惚れ惚れします。今回はあるプロジェクトのために日本が誇るアーティストと農園を訪問。これからが益々人生が楽しくなるような展開でした。

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私のパートナーも伝統建築が大好きなので、この農園はいつも満喫しています。ご覧の通りのミネラルたっぷりに見受けられるスレート状の岩に花崗岩の組み合わせで出来ているこの土地から生まれるオリーブも葡萄は、この土地が形成するテロワールをロボレド・マデイラファミリーが愛情をこめて最高にエレガントなオイルとワインにしていますが、私にとって最大の魅力はこの大自然を感じられるアロマがそれぞれの製品の中にある事だと思います。
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一瞬だけこのスレートのベンチに座って石のパワーをいただきました。実はコウモリ屋敷でコウモリがビュンビュン飛んでいるので、騒ぎがおさまるのを待っていたのです。オーナーのフィリペ曰くコウモリは超音波のおかげで人間に触れることはないというのですが、髪には触るというのです。それを聞いて私は早速退散。鎮まるまで外で風景を楽しませていただきました。

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グッドニュースは私たちが日本でこのワインをお届け出来る日が益々近くなっていることです。しっかりと発表しますが、やっと体制を整えてこの素晴らしいワインを紹介出来るようになりました。秋を楽しみにしていてください。これを知ってしまうと他が物足りなくて飲めなくなるくらい魅力あるワインです。



8月のポルトガルのオーガニックCARM農園_c0213220_3241139.jpgスペイン料理の本も書くチャンスに恵まれました。伝統的な家庭料理がお好きな方にオススメです。私が美味しいと思った料理で、日本でも簡単に作れるレシピを集めています。アマゾンで好評発売中。1470円
# by angel-chiho | 2018-09-04 07:43 | Olive オリーブについて
チーズも作るワイナリーLa Setera ラ・セテラ
あっという間に8月。今年は例年よりもエネルギッシュにカスティーリャ地方を周っているつもりですが、まだまだ計画している事すべてが出来ません。焦らず頑張ろう...そんな事を思う中、数日前友人のワイナリーでのランチへ行って参りました。このワイナリーはオーガニックワインを作るだけでなく絶滅しそうだった山羊の乳を使った山羊チーズ工房も備える貴重な場所。ランチも食のプロの食事ですからワクワクです。

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ワイナリーはスペインとポルトガルの国境にあるアリーベス・デル・ドゥエロというD.O.P(保護地区)のFornillosという村にあります。極めて小さいワイナリーで自生品種にこだわってワインを作っています。最も有名な品種はホワン・ガルシアという品種。微発泡の素晴らしい赤ワインになります。私は特に赤のファンですが、白も絶妙なフルーティーなアロマを持ち、とてもエレガントなワインになります。

ご覧のとおり彼らの家は伝統家屋を修復したもの。オーナー夫人のサラはアイルランド出身ですが、フランス、イギリスで教育を受けケンブリッジ大学卒業の生物学者。博学な彼女が山羊のチーズを作っています。こんな頭のいい人が作るチーズなので美味しいのは当然のことかもしれませんが、スペイン中にある山羊のチーズの中でも選りすぐりの旨さです。

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まずはシャンパンで乾杯。素敵なアイリッシュリネンのテーブルクロス。こういうのを見ると欲しくなってしまいます。

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アペリティブは彼らが作る特製クリームシェーブル。自生または自家栽培のハーブがミックスされていてスパイシー。

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大部分の料理はオーナーのパッチが作ってくれました。私たちがシャンパンを飲んでいる間も彼はせっせと料理。

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スターターはサルモレホ。日本ではまだよく知られていませんがガスパチョを濃厚にしたような冷製スープ。私たちは断然サルモレホファン。スペインではキュウリでお腹がゴロゴロする人が多く、サルモレホを好む人はかなりいます。私もサルモレホファンですが、この濃厚さがたまらなく好きです。キレイなサルモレホですが、自家栽培をしているので味も色も最高でした。

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サラダがこちら。トマトにスモークサーモンとタラ。スペインでよく食べるジャガイモベースのサラダの豪華版。もっと食べたかったのですが次を食べられるように控えました。

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一挙の載せますが、メインはボニートという今が旬の一本釣りのマグロ。ナスやシシトウのフライ。ギリシャサラダのタジキ。バスマッティのピラフ。ズッキーニのグラタン。インゲン。超バラエティ豊かなメインディッシュ。魚以外は全て自家製なのがすごいところ。

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デザートもホームメイドアイスクリーム。ブルーベリーもドドメも全て天然のもの。素晴らしい香りと酸味でした。食後の散歩でドドメはいい感じに大きくなっているのを見たのですが、忙しくて私は収穫に参加するのは難しいかも。何とか行きたいのですが...

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コーヒーをいただきながら気が付いたのがこちらのじょうろ。テーブルオリーブの缶を使って作っています。『超かわいい!欲しい!』の一言なのですが、地元のお爺さんが作っておりなんと数日後、村のマルシェで販売するらしいのです。車で往復3時間はかかるので行きたいのですが決心が必要。どうしょうか今悩んでおりますが、明日も往復2時間くらいの距離でアンティークマルシェに呼ばれており、その後も予定がびっしりなので困るのですが、行かないといけないと直感で感じています。

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今回チーズはそのままの状態では食べませんでしたが、しっかり買って帰ってきました。オーガニックワインやチーズに興味ある方には見逃せないメーカーですが、なにしろ秘境にあるので到着するのが大変です。

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アイルランド出身であるにも関わらず、スペインで絶滅の危機にあった山羊を守り、新しい伝統を培っているサラは最も尊敬すべき女性のひとりです。繊細な彼女と過ごす時間は楽しく充実しています。やっぱり15日はサラにも会えるしマルシェに行こう。



# by angel-chiho | 2018-08-11 08:22 | Food Culture 食文化





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